17 プレイヤーとの交流
神様のプライベートクエストにより不意打ちでずっと先延ばしにしてきたプレイヤーとの交流をする時がきたのだが、思ってたような恐怖感が沸いてこなかった。
勿論今の姿がはるちゃんっていう部分も大きいのだけど今までは買い物の為の最低限だとかNPCばかりだったからという部分が大きかったのだと思ってたけどやっぱり一番大きいのは嫁と娘ができたからだからだろう。
よくよく考えてみるとデートスポット巡りなんかしてたら多くのプレイヤーが居る空間に居る時間も長かった訳だし、美人キャラだった豊穣の大精霊に土の魔剣を近くで刺してた時だってパニックに陥ることはなかったのだ。
とはいえ後で反動がきても辛いから探り探りで深雪や娘が近くに居る状態で交流してこうと思う。
ガラムとの組手の後、プレイヤーの方達は我々の強さの秘密を知りたがってたので弟子達に課した壁殴りから順を追って訓練を教えることにした。
とはいえ武器から遠い道具で殴る訓練についてはせっかく創造の担い手まで育てた弟子の仕事を奪わせないように秘密にして様々な武器による壁殴りが使用熟練度ボーナスの積み重ねで戦闘技能を効率的に上げられることを教えた。
「1つの技能を特級による+50目指すより100の武器を初級+100、中級+300、上級+2000を目指す方が強くなります。まあ100種上級はさすがにかなり厳しいですけどね。でも特級より100種中級の方が効率的なのは理解できると思います。これが第一段階基礎鍛練になります。」
ここには山程用意した様々な種類の武器を並べた。本来はのんライの時程生産可能な武器カテゴリーがあった訳じゃなかったけど俺のアイテムボックスには市場に出さなかった武器が腐るほどあったので全員にのんライとラブファンのそれぞれカテゴリーの武器を1通り渡す位はできるのだ。なんせ1%在庫吐き出した位で混乱を起こした位なのだからばんばん壊しても全く問題ない。
「次に紹介するのは皆さんも恐らくやっている肉体強化訓練です。こちらは身体の動かし方を学ぶ目的です。私の妹弟子弟子の場合ですよこの時点で皆さんのほとんどの方よりも強くなってたと思います。」
第2段階では弟子達には護身が主目的だったのであらゆる動作に対応できる筋力や柔軟性、瞬発力などのいわゆるフィジカル面を重視して強化したのだがプレイヤーにはステータスでの熟練度の育成具合が確認しながら訓練できるという有利さがあるためもっと近道ができるのだ。いわゆるスキル熟練度稼ぎに最適な動きの模索というアプローチである。本当は両方やった方が良いけどそれぞれのスタイルで育てる方向性は違うのでちょっとしたズルをするのだ。例えばかくれんぼしてもらって俺が殺気を飛ばして精神耐性と気配遮断と隠密を同時に鍛えるとかどんなやり方でも良いから俺に一発入れるとかフィジカルは各自で鍛えてもらう。そこまでは面倒は見ないがやる気次第では戦闘特化ビルドで娘達よりは強くなるかも?だな。まあ仙術まで習得してまだ他の力も習得してどんどん強化され続けてるので実際に超えるのはかなり難しいとは思うけど純戦闘職なのだから生産特化位は超えて欲しいものである。
「第三訓練は飛行訓練になります。特殊な魔道具の組み合わせで同じ事はできますが身体ができあがってないうちは大変危険なので教えてもむやみに広めないでください。この訓練では安全を考慮して専用訓練場で実施します。皆さんに怪我をさせるつもりはありませんので第2段階まで充分に基礎を固めた方のみ妹弟子作成の飛行装備をお渡しします。その際は妹弟子とよく話し合ってデザインを決めてください。私がデザインするとついつい子供向けの可愛い動物シリーズになってしまいますので。。。また妹弟子が飛行装備を作る理由ですが。。。私が作ると性能が良すぎて危険ですので希望される方は使いこなせてからご相談ください。
」
どうせ普及しないといけないのでついでに一足先に体験してもらおうというコンセプトだ。あわよくば飛行訓練施設建てた後の講師を交代でやってくれないかという下心もある。
ラブリーファンタジーの世界ではまだ実装されてないエリアはその手前の領域のエリアボスを倒さないと解放されない。未解放地域だけど海の向こう側には天空都市のような絶景ポイントがきっとあるだろうし、ファーストを囲む山頂には飛行すれば侵入不可エリアの制限を超えて立てるのでそこも布教しよう。(一部吹き飛ばされとるけどな)できれば自発的に解放エリアを広げてもらえるとNPCだと侵入できない縛りが消えるので娘達や天空で遊び場に困ってるエルフの少年少女達の遊び場を提供できるだろう。
「第4段階では魔力を始めとする特殊技能を教えます。但し、仙術や妖術、霊術は一部特殊技能は習得できない方の方が多いです。皆さんの場合はプライベートクエスト関連で霊術を習得してると思いますのでここではその訓練方法を教えます。妹弟子達には生産活動に支障が出ないよう能力を普段弱く調整する技能訓練を施してますが皆さんには不要でしょう。どうしても必要な場合はのんびりライフオンラインで魔力強制上昇イベントのクリア者に聞いてみてください。」
プレイヤーなのでお腹触っても責任とれってことにはならないけど、娘達の場合は俺がせざる得なかったが流石にそれをできるプレイヤーが居ると分かってて俺がやるのは色々アウトだろう。
「本来は卒業前に組手という最終段階がありますが皆さんの場合は我々のように生産職ではないので実戦で磨くと良いと思います。」
いうてガラム君という元レジェンドボスと組手を超える訓練はなかなかないと思うけど。。。
「最後に。。。この度は娘達の訓練にご協力くださりありがとうございます。最後までお付き合いくださりました場合Gより装備一式をプレゼントさせていただきます。これはサンプルになりますがキリキリはケンの上位互換瞬斬刀となります。こちらを渡すように言われておりますのでお試しください。それではこれから娘達とともに皆さんが寝泊まりする宿舎を作りますので1時間程町中で必要なものを買いそろえていただければと思います。」
その後王城クラスより少し控えめに建てた建物を見て達観したプレイヤー達が居たという。
戦闘特化プレイヤーに教える場合は色々と勝手が変わるんだよな。。。
ちなみに後からどうせなら動画配信用にドローンに記録残しとけば良かったんじゃね?と気づいて盛大に凹むのはお約束である。
そして熟練度で上げてステータスで殴るを素でやってた娘達は弱体化スーツを着て自分達よりも弱いプレイヤーに技術差で負けるという経験を得て今まで補えなかった駆け引きを覚えていくのである。
尚現在ここには居ないがゲームマスター達は色々と制限が外れて以降フィフスで徹底的に壁殴りで鍛えているので弟子達の装備品の良い引き取り手となっている。もともとチートスペックスタートなので峠や魔都へ進出する際に安心して都市の守りを任せられるようになるだろう。魔気妖仙と霊術や精霊術とかの力は一切苦労せずに神様からの情報ダウンロードでたった1分で習得したのはかなりズルいと思ったけどな。
そうした修行の中でプレイヤーから色々と今までの苦労話を娘達にもこぼしてたらしくその中で精霊祭をこちらの働きかけで開催する事ができるという情報を得た。
思わぬ収穫であったのだがプレイヤーが精霊祭を開催した時とは違い、王城関係者は最近多忙を極めてるため、開催したいならこちらで準備する必要があるらしい。
精霊祭開催の為に嫁と娘達に開催期間中の出店とかでの屋台や販売品の作成や会場やら舞台やらもろもろの生産活動をしつつ、演奏や舞踊の訓練を始めるのだった。
作者コメント
という訳で精霊祭準備という脱線に入ります。




