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太陽目録  作者: 塩辛
1/1

零れ落ちたひ

初投稿です。よろしくお願いします。

街の上をーーー国の上をーーー雲の上をーーー星が落ちていく。


熟れた傷のような鈍い赤色の軌跡を雲上の青い空に刻んでいき、寸秒のうちに白い雲を突き破る。


雲底から姿を見せた輝く星は、尽くせぬ焔を身にまとう。

多くの人類は呆けた目でそれを追い、数多の終末のイメージを脳裏に巡らせる。

世界の終わり。命の終わり。


 死んでしまう。


しかし、あらゆる絶望を想起させた紅星は、高度を下げるにつれ徐々に身を縮めていく。

少しずつ萎んだその体は手に収まるほどの大きさになり、辺境のちいさな村目掛けて落ちていく。


そして星は一人の少年の体に着地した。


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