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1話 プロローグ

 

 始まりは突然だった。ある日、国内某所にて体が宙に浮かぶ赤ん坊が生まれる。それが契機とでも言うように次々に奇妙な赤ん坊がこの世に生まれ落ちた。

 

 ある子供には自身の身長にも及ぼう翼が背から生えており、またある子どもは生後二日で言葉を発したり、またある子どもは体から氷を発したりと……

 

 後に人々は彼らのこと能力者と呼び、彼らが持つ異能のことを神から授けられた祝福、『神秘(しんぴ)』と呼称するようになった。


 能力者の存在が普遍化し、騒ぎも収まるようになると国内には複数の能力者育成機関ができる。


 そのうちの一つ、公立栄凛(えいりん)高校に在籍中の二年生翔進羅黒(しょうじんらくろ)は授業に耳を傾けていた。


 この後、彼が奇妙な運命に巻き込まれるとは知らずに……
















「……いや、どういう状況だよ」


 翔進羅黒(しょうじんらくろ)が目の前の光景を見て口から零れ落ちたうそ偽りのない言葉である。


 いつものように学校から家に帰る途中のことだった。どこかですさまじい爆音が響く。いつものように能力者がトラブルでも起こしたのかと思いため息交じりに音の発生源である裏路地に足を運ぶ。どんな奴がいるのだろうかと思い、顔を路地裏にのぞかせると……



 そこにいたのはトラブルを起こした生徒でも、ましては薬を売買するような怪しい組織なんてものでもなく…………



 ()()上半身が突き刺さっていた少女(?)の姿であった…





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― 新着の感想 ―
[良い点] 爆音からの壁に突き刺さった女性でハーレム展開に繋がるのか、はたまたトラブルに巻き込まれる前兆なのかなど色々な想像を掻き立てられました。 また、現代ファンタジー色の雰囲気も感じ、主人公の一言…
[良い点] 終わり際のインパクトが、絶大でした。世界観の説明もわかりやすかったです。ここから、何がどうなっていくのか楽しみになる冒頭でした。
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