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運命の歌

寂しい歌

作者: 楠 蓮(兼定 葵)

「私、歌うの好きなんだ」って 楽しそうに歌う君の

傍で僕も歌ってた 「あぁ、楽しいな」



君はもういない もう2度と歌えない君の代わりに

僕は1人歌を歌う 

1人で歌う歌は こんなにも悲しいのか切ないのか

「あぁ、寂しいな」



君のいないこの世界は空虚で

何もない 心動かない 希望がない

神に願ったって 叶わない望みと分かってる

それでも君ともう1度って いつかもう1度って

僕は(こいねが)い 恋願う



「君と歌うの楽しいね」って 心から笑う僕の

傍で君も笑ってた 「ほら、楽しいよ」



君はもういない もう2度と見れない笑顔形見に

僕は1人歌を歌う 

2人で歌う歌は こんなにも愛しいのか恋しいのか

「あぁ、寂しいな」



君のいないこの世界は空虚で

何もない 心動かない 希望がない

星に願ったって 叶わない望みと分かってる

それでも君ともう1度って いつかもう1度って

僕は(こいねが)い 恋願う



君との楽しかった思い出が 今や毒となり僕を犯す

君を求めてこの手を伸ばす 君よここに在れ

1人で歌う歌は こんなにも…… こんなにも……


寂しいのか




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