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話し合い

サブタイトルが思い浮かばず無難な物に…

とりあえず一日目の投稿です!

 翌日名刺に書いていた電話番号に電話してみる。

 数回コールが鳴った後「はい、月島です。どちら様でしょうか?」と電話に出た。


 「もしもし、先週の日曜日に会った三月るなという者なのですが」


 もしかして私をスカウトをしてくれたのを忘れてしまったんじゃないかと思ったが


「ああ、あの子ね!名前聞くのをすっかり忘れていて誰だかわからなかったの、ごめんなさいね?」


 そういえば自己紹介はされたが私はしていなかったと今更になって気付く。


「ごめんなさい、私も自己紹介していなかったと今気付きました」


少しの間電話越しでも二人ともどうしたらいいかわからなくなってしまったが、月島さんが声をかけてくれた。


「それでどうしたのかしら?って言っても昨日あなたのお母様からお電話いただいたし大体予想はしているのだけど」


「はい、それで合っていると思います。えーと改めてなんですがアイドルやってみようと思います」


 昨日お母さんたちと話して出た答えを月島さんに話す。


「本当!一週間連絡が無かったからだめだったかと思ったけど、いい返事を聞けてうれしいわ」


 そこで痛いところを突かれたが、さすがに一週間忘れていましたなんて正直に言えるわけもなく「よろしくお願いします」と無難に違和感がないように答えたのだった。


「それじゃあ、いつなら予定などあいているかしら、出来ればこれからのこととか活動のことを話したいんだけど」


 そこで少し考える、私は一人で外に出るのは危険があり出ないようにしており家族としか出かけたことがなかった。

 それにアルビノと言うこともあり長時間外に出られない、なのでお母さんに頼んでみることにした。


「すいません、私の体質の事もあってお母さんに相談したいので、相談してからかけ直しても大丈夫でしょうか?」


「えぇそうね、私は大丈夫だから話してきてもらっていいわよ。日程に関してはそちらの事情に合わせるわ、もちろんお話するときは親御さんもいてくれていいわ」


「ありがとうございます、それではお母さんに話してからかけ直しますね」


 

 そう言って一度電話を切り、お母さんに相談しにリビングに行く。

 リビングにお母さんはいたので話しかける。


「お母さん少しいいかな?」


「あら、どうしたのそんな不安そうな顔して」


 お母さんは私の顔をみて何かあると思い、話を聞いてくれた。


「あのね、さっき月島さんにアイドルをやってみますって電話していたんだけど、一度会ってこれからの事について話し合いたいって言われたの、日付もこっちで決めていいって言われて私もそこまではよかったんだけど」


 そこで一度話を切り続きを話す。


「私の体質じゃ外には長くいられないし移動も遠くまで行けないからお母さんについてきてもらいたいなって、だめ、かな?」


 お母さんがそこで動きが停止してしまいだめかなっと思ったときだった。


「もちろんいいわよ、るな一人じゃ心配だし逆に落ち着いていられなくなっちゃうわ。日付もるなの好きな日にしていいわよ(危なかったわ、首をかしげてるなちゃんがお願いなんて私を萌え殺す気かしら)」



 了承して笑顔で「ありがとう!」といって電話をしに自分の部屋に戻る。

 後ろでフリーズしたお母さんに気づかずに。


 部屋に戻り月島さんに電話をかけ直しお母さんに相談してついてきてもらえることと、会える日付も話し明後日の昼を少し過ぎた頃に月島プロダクションに行くと言うことで決まったのだった。




 そして2日たった昼頃にお母さんに車を出してもらい月島プロダクションに向かった。

 月島プロダクションは私はなぜ今まで知らなかったのだろうと言うほど大きなビルだった。


 ほんとに大きな会社だったんだ、と思った。

 今まで信じてなかったのかって?信じていないわけではないがここまで大きいと思わなかった。 だってたった一度歌っただけの私をスカウトするんだもん信じられなくたって仕方が無いよ!



 それから中に入り受付の人にお母さんが話しかける。

 一瞬私をみて動きを停止してしまったが、そこはプロの対応で何もなかったかのようにお母さんに対応していた。


 受付の人に案内してもらい先に進む、エントランスを歩いているとやっぱりいろんな人に見られる。

(そんなに珍しいのかな?私よりも可愛い人なんて芸能事務所なんだからいっぱいいるだろうし)


 本人は気づいていないがるなはなみの女優やモデルよりも美人でありそのせいで見られていることに気づかない。もちろんるなの母親はわかっている。

 知らぬは本人だけである。


 エレベーターで上の階に行き最上階に着き案内してくれた受付嬢さんが所長室と書いてある扉をノックする。



「月島社長、お客様を案内しました。」


「入ってもらって」


 中から返事が返ってきて受付嬢さんが開け中に案内される。

 そのまま受付嬢さんはどこかへ行き私とお母さんは月島さんに促されソファに座り、月島さんが反対側に座る頃に受付嬢さんがお茶を持って戻ってきた。


(普通受付嬢さんがここまでする物なのだろうか?)


私が不思議に思っているとそれを察したのか月島さんが答えてくれた。


「都ちゃんは私の助手なのよ、今日はるなちゃんが来るから一時的に受付にいてもらったの」


「よろしくお願いします、社長の助手をしている斉藤都といいます」


 なるほどと納得する。普通の受付嬢さんがお茶なんて入れて持ってこないもんね。



「それじゃあ早速だけど話しましょうか、まずるなちゃんは本当にうちの事務所に入ってくれるって事で大丈夫かしら?」


「はい」


 間違いないので返事をしておく。


「わかったわ、それでなんだけどるなちゃんはアルビノという認識で大丈夫かしら?」


「はい、あまり外にはいられないのですが大丈夫ですか?」


「ええ、大丈夫そこも含めて新しいビルを買っておいたわ」


 その返答に私だけではなくお母さんまでびっくりしている。

 当たり前だ、今はまだ私だけしかいないのにビルを買ったのだ驚きもする。


「心配しないで、新しく所属になる子の部屋は別で使っていくから、るなちゃんは一人レッスン室用意してそこで集中してレッスンしてもらえるようにしているわ。」


「それだと新しく入ってくる人たちが不満をもちませんか?」


「そこは心配していないわ、もし新しい子が入る頃にはるなちゃんの人気が凄いことになっていそうだもの」


 私は頭に?を浮かべるけどお母さんと都さんまで頷いている。


「それとるなちゃんモデルの仕事もやってみないかしら?」


「モデル、ですか?」


「えぇ、間違いなくるなちゃんが着た物は売れる気がするもの」


 そんな事はあり得ないと思うが、少し考える。

(何事も経験、だよね)


「はい、私でよければやってみます」


「ありがとう、無理のない範囲でスケジュールも組むからそこは心配しないでね」


 と月島さんは言ってくれモデルの仕事も請け負うことにしたのだった。

 それからは授業料などや給料などの大人のお話をお母さんがしており一時間くらいたった頃に話し終わった。


 話終わり一息ついたとき月島さんが急に真面目な顔をし「急なお話ですがお母さんは引っ越しを考えていたりしませんか」といってきたのだった。

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[一言] 何匹の獣がルナちゃんのグラビアでぬkグハッ((殴
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