前文
皆さんはこんな事を思ったことは無いだろうか…
世界が変わってゲームみたいになればいいのにって
これは世界が勝手に変わってしまい困惑する人々を
天界から眺める神様とその寵愛を受けた一人の高校生の物語…
20xx年12月31日天界にて
(怠いマジ怠いはあのハゲ神)
天照大御神の息子である和子の尊は心の中で呟いた
大御神
『聞こえとるぞバカ息子だいたいお前がいつもサボって逃げ回るからこんな年の瀬にもなって昇神試験の課題をこなさにゃあならんのだろう』
和子
『て言ったってよー親父、親父も散々爺様に迷惑かけたんだろー
聞いたぞまじで』
大御神
『まぁのーあの頃はまだ若かったんじゃだからこそお前には頑張って欲しいんだ分かってくれ』
和子
『うっせー早く隠居したいだけだろうがこのクソ爺俺が神になったら好きなようにやらせて貰うからな』
大御神
『まぁあれでも色々考えておるようだし好きなようにやらせて見ればいいかのぉ』
20xx年1月1日地上
(今年もまた一段と冷え込んでるなぁ)
あまり覇気のない思いで新年を迎えたのはこの物語の主人公
新川輝人である
「早くしろクソ兄貴」
「分かったから急かすのは勘弁してくれ」
汚い言葉をつかっているのは新川君の妹の柚子である
「兄貴がいったんだろうが今年は絶対初詣行くって」
「分かった、分かったから本当にまったく新年早々忙しないったらありゃしない」
神社にて…
輝人
(今年はいいことありますようにじゃあ陳腐過ぎてなんか飽きるなぁ
今年は新しいのにしよっと何がいいかなー
あっ思いついた)
「今年は世界中が変革してゲームみたいに変えてみたら面白いと思います」
このセリフが元となり世界は大きな変化の時を迎える事となる