Project Xi 言の葉とつなぎ手
言の樹の民と呼ばれる人々がいた。
時代とともに、呼び名は移ろう。
つなぎ手の民と呼ばれていた時代。。
主人公は、言の樹を探し続ける。
種を手に入れ、とある人に種を預ける。
再び出会ったとき、苗をいただく。
花言葉。
花言葉だけは覚えている国では、花束を贈る風習があった。
しかし、暴君により、花が奪われようとしていた。
ある者は種を持って他の国へ逃げ、ある者は暴君に花束を贈ろうとする。
暴君は目が見えない。
花の美しさがわからなかった
手話が通じる国があった。
目が見えない人が多いされど、花の香りを楽しむ。
手で触れれば、手話の形がわかる。
花言葉の国へ、香りのよい葉の種を分け合った。
文字が崩れた地域。
砂絵で、書いては消して、書いては消して。
とある地域から、筆と墨を送られる。
花も葉も育ちにくい、砂漠の国。
送られた花や葉に感動し、砂絵をさらに磨き、文字にまで昇華させた。
歌が通じる地域。
音程や和音の響きを大切にする。
花や葉と、それに対応する文字の美しさに驚き、歌を作る。
それらが言葉となる。
言語が違う地域。
古文書や辞書を大切にする。ゆっくりと丁寧に翻訳する。
もしかしたら、世界は一つだったという仮説にたどり着く。
よこしまな者が世界の支配者を目指したため、
国々に争いが起こる。
民は、隠遁し、密かに言葉を紡ぐ。
言の葉の種を、しかるべきところにまき、
育てた苗を、しかるべきところに植え、育て、大樹となす。
おかげさまで。
セカイのどこかに言の樹があるといわれる。
天と地の狭間に言の樹は存在する。
言の樹の芽は、人々の、それぞれの心の中に宿る。
旅の途中、人々の言の芽を育てたことで、言の樹は蘇る。




