第13話 少女の名前
すみません、最近はじっくり書く時間が無く短くなってしまいます。短い文一話をしっかりいい話にしたいです!
夜は決闘で一方的な戦闘を繰り広げてから少女に近寄っていった。
「ふ〜、終わったぞ。俺としてはやり足りないないが、決闘のルールは守らないとな。」
夜がそう少女に話す。
少女は無表情で何も喋らないが最近良く見ていたオーラが、幸せオーラとは違う気がした。
少女の瞳には少し恐怖の色が見えた。
それもそのはず、少女の目の前では一方的な戦闘で片腕を落としたのだ。
しかもそれをやった張本人が目の前にいるのだ。
これからこんな人と暮らしていくのか、私も失敗なんかしたらあんなふうにされてしまうのか。
今までの私への優しさはすべて演技なのか。
多分そんな考えが頭の中で渦巻いているのだろうと夜は考え少女に話しかける。
「その…悪いな、こんな光景を見せてしまって。でもな、俺は殺しが好きなわけでも痛めつけるのが好きなわけでも、ましてや戦闘が好きなわけではないぞ?今回こんな事をしたのはな、その ……なんだ、君に手を挙げたことが許せなかったんだ。」
「!?!?!?」
夜の言葉に少女は動揺していた。
少女からしてみればそんなに深く関わったわけでもないし、ましてや会話すらしたことがないのだ。
そんな人に何故そこまで情を持つことが出来るのか?
少女の中ではそんなことを思っているのだろうと考える夜。
夜は動揺している少女に言う。
「ほら、行くぞ。こんなことが目的なわけじゃないからな。君のギルドカードを作るために来たんだからな。」
夜は少女を横目に恥ずかしさを隠すためにギルドへと向かっていってしまった。
それを見た少女はあまり慌てることなく首を縦に振るだけでゆっくり歩いてついてきた。
夜達が訓練場からギルド内に入るとすぐの所に受付があり、そこに向かって歩き出した。
いつの間にか訓練場から帰ってきていたミルに話しかける。
「ミル、さっきは悪かったな。あんなもの見せてしまって……」
夜がそう言うとミルは苦笑いしながらも優しく言う。
「確かに驚きはしましたが、大丈夫ですよ。何回も決闘の立会人はやってきているのです。ああいった光景は見てきていますから。今回みたいに腕を凍らせる人なんかはいなかったですが……あんな光景は何回見たってなれませんけどね。」
ミルの言葉に夜は余計罪悪感を感じてしまい、また謝る。
「………すまない」
「いえ、本当に大丈夫ですから!それよりもどうしたのですか?」
ミルが話題を変えてくれたおかげで重い話が終わる。
そして夜はそうだったといった感じで話し始める。
「あぁ、今回はこっちがメインで来たんだがゴタゴタしてしまった。今日はこの子のギルドカードを作って欲しいんだ。」
夜がそう言うとミルが驚きながらも問いかけてくる。
「えっと、この子ですか?」
「あぁ、悪いか?」
「いえ、そういった訳では……ただ危ないですよ?」
「心配してくれるのは嬉しいことだが、この子は俺が命にかけても守るから大丈夫だ。」
「確かにヨルさんに守ってもらえれば安全はかなり約束されますけど……」
夜が納得させようとするがミルは乗る気ではなさそうだった。
ミルの心配はわからない夜ではない。
確かに夜とて一人を守りながら全開で戦えるかと言われれば無理がある。
守れない可能性が出てくるのだ。
それに少女は165cmぐらいしかない。
そんな子供を危険な場所に行かせるのは誰でも抵抗があるだろう。
だが夜は絶対に守ると決めているし自分と同じパーティーに入ればこの子の安全もかなり約束されるだろう。
だから夜は絶対にギルドに入れたかった。
「すまないが本人にも了承をもらっているし、俺自身も譲る気は無いんだ。作ってはくれないか?」
「……わかりました。」
夜の頼みを無下にも出来ずにミルは仕方がないと承諾してくれた。
ミルは少女に顔を向けるとニッコリと笑顔を作り優しく問いかける。
「とりあえずは此処に名前と戦闘スタイルを書いてください。基本的にお詳しいことは聞きません。それと魔法の適性を調べますのでそれもお願いします。」
「……コク」
ミルは 少女に今からやってもらうことを説明する。
説明を聞き終えた少女は問題ないことを頷いて伝える。
するとはカウンターからペンと紙を出すと少女に書くように促す。
少女はそれを受け取り書き始めた。
夜はその時思った。
(ん?この少女の名前がわかるチャンスだよな?)
夜はそんな事を考え、少女が書いている紙を除く。
少女の名前の欄を見つけた瞬間に夜は嬉しさから笑顔がこぼれた。
少女の名前は
ーティア
今回は本当に短かったです。申し訳ありません。それと重ねて、明日は小説の更新を行いません。明後日から更新開始です。一度慌ただしくせずにしっかりと書きたいので明後日からやります!
作者)良かったな!
夜)あぁ(涙)
作者)そこまで!?




