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新兵器

第七章新兵器

■お城の一室

ディライガー「メラードのおかげで、もはや魔王など敵ではないな」

メラード「あら、たいしたことできてないわよ。回復魔法が使えるだけで」

ディライガー「魔王は回復魔法を使えないからな。こちらの勝ちだよ。メラード、礼を言う」

メラード「それより、リュード君の体力を削らない新技編み出したほうがいいと思うけど」

ディライガー「そうだな。『火の鳥』はやり過ぎだったからな」

メラード「他にないの? アイディア」

ディライガー「儂くらい脳ミソが古くなると代案が思い付かないのだよ」

メラード「私も若い訳じゃないからね。アイディアないなー」

ディライガーとメラード二人でため息をつく。

ディライガー「ザイル王子にでも聞くか。若いしいいアイディアを持ってるやもしれぬ」

メラード「それ賛成。きっと新技のアイディア提供してくれるわよ」


■ザイルの私室

ザイル王子「新技……ですか」

メラード「何かない?」

ザイル「魔王を倒した所を私は直接見てないのでなんともわかりません」

ディライガー「そうか、君はザコ敵専門だったな」

ザイル「すみませんお役に立てなくて」

ディライガー「謝る事はない。こちらが悪いのだから」

メラード「ディライガーの戦闘力が半端なくても乗り手に負担がかかっちゃね」

ディライガー「そうだな。一考の余地ありだな」


■医務室

リュード「もうピンピンだよディライガー。でも火の鳥はもう勘弁してほしいかな」

ディライガー「すまない。リュード」

リュード「次の魔王を倒しに行くの?」

ディライガー「いや、新たな奥義を生み出すまで魔王討伐は延期なんだ」

リュード「新たな奥義? 火の鳥より強くなきゃダメなの?」

ディライガー「そう、火の鳥より強くてそれでいて君に負担がかからない技を開発しなくては」

リュード「技を開発するより新しい武器を持ったほうがいいと思う。プレミアディフェンダーの仲間に武器に変形できる人いるんじゃない?」

ディライガー「いない事はないが……仲間になってくれるかわからんぞ」

リュード「話せばきっと仲間になってくれるよ。そうしてみよう」

ディライガー「では、武器化プレミアディフェンダーを探す旅に出るとするか」

リュード「うん。それがいいよ」


■ザイルの私室

ザイル「本当ですか!?」

メラード「ええ、私はあなたを乗り手に選ぶわザイル王子」

ザイル「しかし、私は未熟者……あなたのような方に選ばれる資格など……ないのでは」

メラード「プレミアディフェンダーは乗り手がいないと戦闘力が半減するの。だから選んだのよ。あなたも根は悪い人ではないのだから資格は十分にあるわ」

ザイル「わかりました。男ザイル、あなたにふさわしい乗り手になってみせます」

メラード「そう、その心意気よ」

続く

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