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7/10

effector

●最後の4曲はなかなか良いが、肝心のメイン10曲に関しては印象に残り辛い点が否めない。


【収録曲】


1.Beautiful Beautiful

2.Moonlight

3.Chicago Boy

4.Lonely

5.Pierce

6.Know How

7.Water

8.Gain

9.Iro

10.SuperCar

<以下はCD盤のみに収録>

11.Koi

12.For you

13.C

14.RainMan


 約3年9か月ぶりと、結構久し振りのリリースとなったandropのフルアルバム。今作は「メイン10曲+ボーナストラック的な4曲(CD盤のみに収録)」という構成になっていますが、両者の間で楽曲の方向性が明確に異なっているように思えました。


 まず、メインの10曲に関しては、バンドサウンドを抑え目にしてシティポップ的な雰囲気を強調させた感じでしょうか。『Beautiful Beautiful』ではボーカルが急に早口になったり、『Water』は変拍子で進めていったりと、曲ごとに様々な工夫をしている様子もうかがえます。ただ、全体的にどうもメロディが弱く、聴いた後にあまり耳に残らない感じで、EDM調の『Chicago Boy』やゴスペルの要素を取り入れた『Iro』のように悪くない曲もあるものの、何だか「近年のRADWIMPSを地味にした雰囲気」といった印象を受けてしまいました。


 そして、最後の4曲についてですが、こちらもバンドサウンドはあまり強調されていないものの、前作のミニアルバム『daily』を彷彿ほうふつとさせる、暖かみのある雰囲気のものがほとんどといったところ。『Koi』は分かりやすくストリングスを導入したバラードになっていたり、『C』はバレンタインをテーマにしていたりと、色々と「ベタ」な点は否めないのですが、しっかりと印象に残るメロディをつづっていることもあって、結構興味深く聴くことができました。


 総じて言うと、メインの10曲が星3つ、最後の4曲は星4つといった感じでしょうか。ただ、最後の4曲はあくまでボーナストラック的な立ち位置だと思うので、アルバム全体の評価は星3つとさせていただきます。ある意味、楽曲を構成する要素としての「メロディ」の重要性を実感できた作品でした。


評価:★★★

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