『理想的現実の、現実的理想』・・・『詩の群れ』から
『理想的現実の、現実的理想』・・・『詩の群れ』から
㈠
何が夢で、何が現実か、分からなくなる時があるな。
だろ、そして、理想を追い求める群衆がいるんだよ。
そうだな、理想郷、手に入れたら、理想的現実だろ。
そうだよ、そして、現実的理想になるんだよ。
㈡
カタストロフィが棚引いているな、だろうだ。
思想の幻影が、ポリフォニィで、結実なんだよ、だろうだ。
そればかり、しかし、図り、天才登場だよ。
考えすぎるのも、一つの知恵だしね。
㈢
結句、理想的現実の、現実的理想は、詩の群れの域を出ないらしい。
そしてだな、俺もお前も、理想的現実の、現実的理想を、夢に見るんだよ、だろうだ。