表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄は約束を守るようです  作者: ショボン玉
第一章 二人の騎士
54/111

第六節 動き出した悪意③

 リョウとギルガメシュが集会所に飛び込んだとき、他の五人はすでに揃っていて重苦しい雰囲気が立ちこめていた。


 誰も腰を下ろしておらず、メイド達を退出させているせいか飲み物すらテーブルに出ていない。


 二人が遅くなりましたと敬礼をするなり、組んでいた腕を下ろしたギルモアはしっかりと扉が閉まるのを待ってから口を開く。


「……皆さん、よく聞いてください。先ほどトリオーン様が逝去されました」


 全員その予想はあったのだろう。

 桜花は涙を流し、アントンが冥福を祈ったりしていたものの、厳しい表情の彼らは取り乱したりはしなかった。


「問題はその前です。危篤が続いていたため、国葬など今後のことを検討する緊急議会が召集されていたのですが、その場でワール公が共和制を提議しました」


 一人一人の反応を確認していたギルモアがしばらく時間を取ってから本題を切り出すと、今度は集会所がざわめきに包まれた。


 その中でも素早く手帳とペンを取り出したリョウが情報を整理しておこうと不明点の確認に移る。


「共和制に移行と言うことは……現在の王政を廃止するとして、主権はどこに? 国民に代表者を選ばせるのですか?」


「いいえ、一部の貴族達です。大臣の言い分では、国王が全ての権限と判断を有していると今回のように体調を崩された場合は代理が必要になるし、お一人でこなせる仕事にも限界があるため、権力をある程度分散してはどうかと」


 リョウはその為の文官、その為の大臣じゃないのかと言いそうになったのだが、しょせんは主権交代のお為ごかしに過ぎず動機は別にあると思ったので、書き留めつつも重要視しないでおくことにする。


「実質はワール公派閥による寡頭制―――貴族共和制ってことでしょうか」

「狙っているのはその形でしょう。なお、幾人かが検討の余地があると同調したため、議会は紛糾し物別れに終わりました」


 難しいことはわっかりっませーんと肩をすくめているアーレニウスや、無意味に力こぶをつくったりしゃがんだり立ったりしているアントンを横目で見たギルモアは、このあたりの話ができる相手が増えて良かったと胸を撫で下ろしてしまった。


 武官である彼らに求めるのも酷な話だが、状況を読み解ける知識がないと危険予測も出来やしないのは、怪物を相手に戦うのも政敵を相手に戦うのも同じであるし、複数の視点から多角的に見つめることで分析の精度が上がるからだ。


「後継者である王女がいらっしゃると言うのに!」


 血筋が途絶えたときならまだしも、なんて不遜なと桜花が声を張り上げたもの当然だ。


 絶対王政の主権譲渡を提案するなど不敬も良いところで、苛烈な王なら処罰や爵位降格、没収は当たり前、本人は磔に処されて家ごと取り潰しにされても不思議ではない。


「その王女があまり国政に興味を示されていないことも一因かもしれません。利発な方ですが、のちの女王として君臨する気概や覚悟を疑問視する貴族が居たと言うことでしょう」


 城内をうろついたりお忍びで町に出たりすることが多く、王族としての自覚が足りないのでは、最近では噂の新人騎士に興味がおありのようで、という声も緊急議会で出たのである。


 王女本人が出席していないからと好き放題言ってくれる、と思ったギルモアからすれば、自宅を歩き回ることも、市井を見て回ることも、同世代の貴族とは毛色の違う異性に興味を持つことも当たり前のことなのだが、考えが古く頭の固い貴族の中には気に入らなかった者もいたようだ。


 あるいはそこまで根回しが済んでいるという無言の表明だったのかもしれない。


 事実、議会に参加していた大臣派ではない貴族たちは、突然の提議や王女の資質や動向を問う声に翻弄されてしまい、まともに発言できた者がほとんど居なかった。


「……ギュメレリーは百六十年ほど前にレポード連邦から独立したんですよね。その時から王政を経ていつか共和制に移る事に決まっていたとか、平和革命を起こされるような国王家の悪評などはありますか?」


 淡々とペンを走らせるリョウは、余所者だった自分だと気づかないことがあるかもしれないと尋ねたのだが、フォートがため息混じりに首を振る。


「もちろんそんな事はない。リョウも見ての通り、この国はとても上手くやっている」


「女王も独立後に前例があります。ですからシスティーナ様が王位継承権を持たれているのです」


 統治にも代替わりにも問題はないと補足してくれたギルモアの言を書き留めたリョウは、ここまでの情報を元に自分なりの感想を付け加えてみた。


(意思や資質に問題点をすり替えようとしているが、そんなもの血の重さの前にはたわごとだ。彼女の王位継承に問題はない。代替わりを狙った揺さぶりと思えるが―――準備が良すぎる)


 国主の重圧を恐れたまだ若い少女が、失意のうちに大臣の提議に頷いてしまう可能性というのは分かる。


 だが、それを期待しての大博打を打てるほど王女の人気が無いわけではないし、ギルモアの反応からしてもともと王位継承に強い難色を示していたと言う訳でもなさそうだ。


 失敗したら良くて失脚、処刑が当然の提議をした以上、相当な下準備が行われていると考えた方がいい。


 しかし権力やなにかしらの見返りで大貴族を多数仲間に引き込んでの圧力や実行支配を謀るにしても、トリオーン王はまだ働き盛りだったため、代替わりを予見して大々的に根回しするのは難しいのではなかろうか。


 長期にわたって根回しをしていたのなら、国王の耳に入って処罰される可能性が高くなる。

 逆に体調を崩してたあたりから確証もなく動いたとして、果たして間に合うものなのか。


(確証があったと考えた方が自然かな?)


 ここには情報が伝わってこなかっただけで治療の奇跡(キュア・ディジーズ)が効かない何かだったのは、実はかなり早い段階で判明していたのかもしれない。


 あるいは、国王の死が仕組まれたものと考えるのはどうだろうか。


 ただし、国王を謀殺となると多くの監視をくぐり抜ける必要があるため、よほど巧妙な手であったか、側近の何割かが関与していなければ実現は難しいだろう。


(……いま思いつくのはこんなところか。危ない部分もあるしもう少し整理してからギルモア様と相談してみよう)


 出てきた想像を手帳に書き留めたリョウは一度それを脇に追いやった。


 今は思いつく限りを出す集団発想の場ではない、熟考なしの思いつきで国王謀殺などと言い出したら正気を疑われてしまう。


 それにアーレニウスとアントンはともかく、桜花やフォートもじっと情報を吟味しているがまだ考えがまとまらないようだ。


「ギルモア様。その提議、この後どうなるのですか?」


 これまでの事はこのくらいにして、次はこれからの確認だと新しいページをめくった彼が問うと、謀殺の可能性の手前まで似たような考えに至っていたギルモアはそうですね、と一呼吸おいてから質問に答える。


「大臣派が本気であれば命知らずにも正式に提議するでしょう。それをシスティーナ様がはね除けて王位を継承するか、継承権を放棄するかになるでしょうね」


「継承後、彼らが不敬罪とされる可能性はどのぐらいありそうですか? あるいは動きを見せた貴族を処分した後、改めて退位する事もありえるでしょうか」


「正直、システィーナ様にどれだけの覚悟がお有りかは分かりません。ただ、後任の目処もないままに現時点で改革派に同調した者をすべて処分するとなると、国政が回らなくなる可能性が高いでしょう」


「なるほど。王女は随分と足元を見られているようですね」


 我々が居なくとも国を治められる自信があるならば、不敬罪でも何でも好きに処するが良いとでも思っているのだろうか。


 政治の経験のない王女の弱みにつけ込むやり方を感じたリョウは、改革派が大勢であれば大勢であるほど処分しにくいだろうという心理も働いていそうだと眉をしかめてしまう。


「もしも王女が継承権を放棄されてしまった場合は、正統継承者無しとして傍系による王選を行うのか、貴族共和制に移行するのかの相談が行われるはずです」


「その相談がすでに、共和制ありきに操作されている可能性はありますか? または王選が行われたとしても大臣に近い傍系の者が選ばれる可能性はどうでしょうか?」


 リョウは最悪の事態に備えて意図的に悪い方悪い方へと思考を動かしているが、決して荒唐無稽な与太話というわけではなかった。


 古来より権力欲にまみれた者の謀略で国が荒れたり傾いたりした話は枚挙にいとまがないのである。


 古代魔法文明以前の鋼の時代には国王の謀殺、非合法な武力行使による主権簒奪などは当たり前にあったと言うし、それは総歴に入っても無くなった訳ではない。


 この大陸でも聖域を除いた一つの王朝としてはフィフトニス神聖王国の九百年が突出しているだけで、長くて四、五百年、短ければ数十年で国王家と国の名が代わる例もある。


 いま、ギュメレリー王国が政変の混乱に突入しかけていることを敏感に感じ取った彼の問い―――否、指摘に頷いたギルモアもまったく同意見であった。


「どちらも大いにあります。主要な文官のほとんどがワール公の派閥ですし、主権を持つ一人に選ばれるであろう葛葉侯爵も検討の余地有りとしていますから」


 彼はそこで桜花をちらりと見てから、私たちも動かねばなりませんと続ける。


「王女が自信を持って継承できるよう、私達はすぐにでも大臣に対抗する勢力を集めてシスティーナ様を盛り立てねばなりません。幸い民衆の人気も高く、王位につく決意さえしていただければ早急に大臣ほか数名を入れ替えることで基盤は固まると思われます」


「すべてが綺麗なやり方で行われるのなら、ですがね」


 リョウの一言で緊張していた集会場の空気が完全に冷え込み、各自の頬や背中を冷たい汗が滑り落ちた。


 さすがにアーレニウスやアントンも意味することは分かるので厳しい表情のままギルモアの次の一言を待っており、桜花は自分の父の動きを思ってか複雑そうな表情をしている。

 フォートはそこまで気の回る少年を見つめて聡い、と呟きを漏らしていた。


「リョウ君の心配通り継承者に万が一の事でもあれば、この国はワール公の良いように作り変えられてしまう可能性が濃厚です。……いえ、万が一の事がなくても対応に手間取れば国王家の求心力低下は避けられないでしょう」



 総歴千九百年代、シアード大陸で絶対王政を布いている国のほとんどにおいて、王権所有者と継承者は国を興した中心人物の血を引く本家の中から選ばれる。


 暴力的、あるいは平和的革命などにより簒奪者が後に立つ場合を除いた継承者の途絶時には、神殿や上級貴族の監視のもと、数世代前に王族の娘が嫁いだ家など傍系からかき集められた者による王選試験を行って国名を引き継いだり、まったく無関係な者達による抗争の果てに新しい国名をつけたりするのだが。


 後者の場合、血で血を洗う権力争いをしている間に他国から領土を削られることもままあるため、よほどたちの悪い国王家だったとか、傍系も途絶えたとかでない限りは前者の形で事が進む。


 ただし傍系による王選を行ったところで内外からは一度途絶えかけた弱い血と考えられるため、国は荒れ、衰退していくのがほとんどなのだ。



「ですが。私たちの命に替えても、そんなことはさせません」


 だからこそ。

 そうならないように王族の安全を守る親衛騎士が、私達が居るのですと言ったギルモアはそこで初めて、リョウの隣で黙りこくっているギルガメシュに視線を向けた。


「……………」


 口をぱくぱくと動かしている少年はいきなりな事に口を挟む余裕もないようだ。


 国王が亡くなられた事だけでも驚きなのに、大臣の怪しい動き、護らなくてはならない王女などさまざまな情報が頭を回って処理しきれていないのだろう。


 だが、そんなギルガメシュだからこそできる事がある。

 否、それは彼にしかできない役割だとギルモアは強く確信していた。


「良いですか、リョウ君、ギルガメシュ君。君達には親衛騎士団長の権限により、情勢がはっきりするまで王女様を護る役目を与えます」

「……なっ!? 僕にはそんな大役はとても!」


 名が出てきてやっと我に返ったギルガメシュはいきなりすぎる人事に悲鳴を上げたのだが。

 一番若い部下を真っ直ぐに見据えたギルモアは、彼の両肩に手を置いてゆっくり言い聞かせる。


「リョウ君はここに来る前は冒険者でした。剣の腕はもとより見識の広さ、臨機応変に対応できる経験と柔軟さが必要な場面なのです。君は共に居て、何があってもリョウ君を補佐してください」

「ギルモア様……畏まりました!」


 王の看病には口出しできなかった分、こちらの動きには絶対に口を挟ませない。


 唯一の正統後継者という一番護らなければならない人に、英雄候補とその親友を付けられるのは僥倖と言わざるを得ない、これで片方は心配ないだろう。


 もう片方、城と状況を守るために私が動けるのは途轍もなく大きい、と呟いたギルモアには大臣の好きにさせるつもりは微塵もなかった。


(他の四人は護衛に付けづらかったので助かりました)


「もともとこんな緊急時にゃー王位継承者をお守りする事になってんのよ。おめーらなら大丈夫だと思うが、ポールと第二騎士団が協力的かどうかわかんねーなー? ってかあいつらこんな時に遠征中か」


 末席とは言え、ワール公派閥の一員であるポールが団長を務める第二騎士団上がりのアーレニウス。


「いいか、何時如何なる時もシスティーナ様から離れるな。……敵はどこにいるか分からない、危険を感じたらアトゥムを出たって良い」


 大臣の姪を妻に持つフォート。


「栄えある一角獣騎士団の名にかけて、我が輩達が何とかするのである! お前達は状況が落ち着くまで姫様を護ることだけを考えておればよいッ!! ハーッハッハッハッハ!!」


 頑固故にリョウの決定に異を唱え、行動を阻害してしまう可能性のあるアントン。


「姫様はお転婆で有名な方だから。二人とも、振り回されないようにね?」


 改革派に同調した文官長が父親である桜花。


 四人とも大切な部下であり信用していないと言うわけではないが、内通の可能性を完全に捨てきれなかったり、リョウに自由な判断をさせない可能性がある。


 だからこそ親友の息子であり、英雄候補の親友であり弟子でもあるギルガメシュ君なのです、ともう一度頷いたギルモアは難しい表情で考え込んでいるリョウを見た。


「リョウ君も良いですね?」


「……しかし、王女が継承を迷ったり放棄しようとした場合は?」

「言葉での説得は難しいでしょう。独立記念日や誕生日などの式典や祭典では大いに喜び盛り上がる民を見ていますし、時々町を見て回られる事もあったので私たち国民の思いが伝わると良いのですが」


「それから城やアトゥム、国の情勢が大臣側に傾きそうな時や、傾いた場合はどうすればよいでしょうか?」


 失礼かも知れないが聞いておかなければならない彼がギルモアを見つめながら問うと、団長に周囲の視線が集まった。


(……それでも、情勢固めにリョウ君の出番はないでしょう)


 だいたい、まだ授爵を済ませていない彼の言葉に耳を貸す貴族が居るとも思えない。

 こちらは政治基盤や派閥、家など人の繋がりが物を言う戦いが中心になるため、元冒険者の出番はないはずなのだ。


(衝突が起きたなら、なおさら護衛に注力しなければならないはずですしね)


 大規模な武力衝突が起こるとも考えにくいし、もしもそうなったとしても城を守るのは自分達の役目である。


 あるいはこの少年ならば何とかしてしまうのかも知れないが、片手おちになって姫に危害を加えられる可能性がわずかにでも発生するぐらいなら、こちらの事など無視で構わない。


 戦場ではなにが起こってもおかしくないからこそ、後顧の憂いを完全に取り払ってくれる方が有り難いのだから。


 大きく息を吸い込んだギルモアは少し間を置いてから、吐き出すように静かに答えた。


「どの場合についても、すべてリョウ君に判断を任せます。二人は王族近衛騎士(ロイヤル・ガード)となり、正統王位継承者であるシスティーナ様をお守りするためにならば、国内においてあらゆる権限を有する事になります。使命のためにはどのような徴発や犠牲も厭わないでください」


(使命と犠牲、か)


 現在、この国の最重要人物である王位継承者を第一優先にするのは分かるし、彼女を護る役目を仰せつかって光栄だとは思う。


 だがその為の犠牲を前提にされたせいか、心の中心がチクリと痛んだリョウはややあってからギルモアに答えた。


「……王族近衛騎士、謹んで拝命いたします」


「凄い大役だ! リョウの足を引っ張らないよう頑張らねば!」


 一方、まともな戦いや犠牲を知らぬのだから仕方ないとは言え、使命と言う言葉に反応して武者震いをしたのはギルガメシュである。


 これが経験の差なのか考え方の差なのかは分からないが、今の彼には確かな若さが垣間見えた。


 それでも新人二人に最重要任務を任せることに誰も異を唱えようとしないのは、剣の腕が物を言う護衛と、多くの貴族や城内従事者との調整を重ねて情勢を護る役割に自分達を割り振った場合、一番いい配置だと理解しているからだ。


「二人とも、明日の夜にでも採寸させるから装備を調えておいてね」

「採寸?」


 何のことですかとギルガメシュが首を傾げたので、桜花はその格好じゃ国葬での護衛もできないでしょうと自分が羽織っている白の制式サーコートを引っ張った。


「近衛騎士用の制式サーコートがあるの。私たちの白と違って真紅の」


 白地にギュメレリーの紋章ではなく、金糸の縁取りがされた王族近衛騎士のサーコートは返り血をいくら浴びても目立たぬようにと真紅を基調とするものだ。


 親衛騎士よりもさらに王族を護ることだけに特化した存在なのと言った彼女は、白を飛ばして真紅を羽織ることになった少年達に、相変わらず順番を守らないわねと何とも言えない表情である。


 それで二人が謁見や授爵すら済ませていない見習いだったことを思い出したギルモアは今からお目通りに行く事にし、部下達にも行動開始を命令した。


「そう言えば二人は王女との謁見すらまだでしたね。本来であれば公式にしたかったのですが、事情が事情ですし今からお目通りに行きましょう。他の人達は足場がために出てください」


「んじゃ元平民の俺は、メイドちゃん達とお喋りにいきますわー」

「我が輩は宮廷司祭や魔導師の所へ向かうのである」


「私は仕立て屋の手配をしたらお父さんに会ってきます」

「俺は文官達の家を回ってみる」


 敬礼したアーレニウス、アントン、桜花、フォートが一足先に集会所を出て行って、見送った三人は十字路を右に曲がると王族階へ続く階段へと向かう。


 時刻は夜八時半に差し掛かろうとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ