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ムキムキでも恋したい。シリーズ

ムキムキでも恋がしたい。

作者: みなみ

恋したいのにできない系の話。

とある王国がありました。

その王国はそれはそれは勇猛果敢で、冷酷な王様が治めていました。

王様は戦場では冷酷非道、悪魔の王と怖れられましたが、政治の面ではそこそこ民を大事にしていたので皆からはそこそこ恐れられつつ好かれていました。


そんなに王様には一つ悩みがありました。

子どもが五人共に姫ばかりなのです。

この王国は男子が継ぐ決まり。

王妃様は立派で誰からも愛される方でしたが涙を浮かべ若い側室を迎えるよう、王様に進言しましたが王様は聞き入れません。


そんな二人の姿を見て一番上の姫が言いました。


「私願掛けをします!

お母様に立派な男子が産まれるよう半年山籠りして参ります!

ですのでお父様は半年間お母様に触れずに過ごしてください!」


そうして返事も聞かず山籠りに行ってしまいました。

国王様は珍しく項垂れ、ガックリしてましたがお妃様は泣いて喜びました。


「陛下、私はあの子の思いを無駄にしないために離宮にこもります。

では半年後にお会いしましょう。」


半年後に戻った姫の願掛けが聞いたのか、一年後それはそれは愛らしい王子が産まれました。


ところがお妃様は王子が産まれてからも体調がよくなりません。

一の姫は再び山籠りに行き、それは一年にもおよびました。

(ちなみに王様はノーモアおあずけ!と叫んで引き止めようとしたそうです)


そんな感じで、お妃様や王子が体調を崩すたび山籠りをした一の姫はすっかりたくましく成長したのでした。




★★★




「ねぇさまぁあぁ~」


ぐずぐずとべそをかきながらやってくる弟を一の姫は優しく肩に乗せました。

足元には死屍累々と倒れ伏す兵士や騎士がおりましたがいつものことなので王子は気にせず姫に訴えます。


「みんなが、バカにするんだ…

おまえみたいな女王子は嫁にいけって…」


王子はそれはそれはお妃様に似ていましたので、本当に美少女のようでした。


「ぼく…ぼくっ…姉様みたいなムキムキマッチョになって立派な王様になりたいのに無理だって…」


はらはらとこぼす涙をそっとぬぐってやりながら姫は微笑みました。

般若のようで恐ろしいですが、姫にとっては優しい微笑みでした。


「そのうちなれるさ、シュバルツ。

しかし道は険しいぞ?

覚悟はできているのか?」


「はいっ!

そしていつか姉様だって守ってみせます!」




★★★



「ああもうシュバルツたん可愛い!

うちの弟が可愛すぎて辛いわぁ!いじめたじゃりは必ず沈める。」


可愛らしいピンクまみれの部屋のベッドでゴロンゴロンしながらくねくねする姫。

長身でムキムキマッチョなのにぴらぴらのネグリジェを着ているため今にも布が切り裂けそうです。


「あらあら姫様そのくらいに。

服がまた駄目になりますわ。そうそう次の晩餐会ですが…」


おっとりとなだめに入った侍女は幼馴染みなので姫様はだらしない姿勢のまま手を振りました。


「ドレスは着ない。

男物を用意してくれ。」


姫は可愛いモノを愛していますが自分の事はよくわかっています。

ドレスを着ても残念な女装にしかならないことを。

だからいつも男物の正装をします。

男らしく逞しいと評判です。


「姫様、ですがそろそろ婚姻のことも…」


「考えられる見込みがあるとでも思うのか?正直に言えよ。」


侍女は黙りこみました。

姫はため息をつきました。


「来世では華奢な美少女になりたいなぁ。ふふ、結婚とか今世では無理無理。」


「そんな!あんまりですわ!私、姫様の素晴らしいところ100以上言えますわ!」


侍女は詰め寄ります。

はたからみると恋人(男)に詰め寄る女性にみえます。


「ムキムキマッチョだって恋できますわ!」


「そんなはっきり言わないで!ガラスの心が砕けちゃう!」


ぎゃあぎゃあ言い合ううちに夜のとばりは降りていきました。



ムキムキマッチョの姫様は果たして恋ができるのでしょうか。




いきなりの~のゲオルグのシュバルツ国王の姉の話です。

ルーヴィルのお母さん。


シュバルツ国王昔は美少女だったW


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