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プロローグ2 大きな桜の木の下で

 やっと校門についた。

 式まで時間は…

まだあるみたいだ。


 ずいぶん走った。人生でいちばん走ったんじゃないかと思った。本当につかれた。つかれたので軽く休める場所をさがすことにした。


 校門から少し歩いたところは中庭になっていた。ベンチもあり、軽く休むにはちょうどいい場所だと思った。ここで休もう…と思ったが、少し欲張ってかげになっているところをさがしてみることにした。

 校舎のほうに大きな桜の木があるそうだ。確か宝珠高校の代名詞とも言える一本桜で樹齢は200年以上だそうだ。木の下は芝生になっているので休むのには最適だろう。僕はさくらの木の下までまっすぐ歩いていった。


さくらの木が近くなってきた。

「 」

くしゃみが出た。まったく、花粉症はきらいだ。大きくくしゃみをしてしまったので顔を下にむけてしまった。僕は顔をゆっくりとあげる。そのとき目にうつった光景は僕を確実に立ち止まらせた。


 さくらの木の下に女の子がいた。黒いストレートの髪が風でなびいて幻想的な雰囲気を醸し出している。その横顔もつつしまやかな胸も非常に美しい。ここで印象的な発言をしたら絶対フラグがたつだろうけどそんなことはたぶんないだろう。ただただ美しかった。少し寒気がするくらいだった。


───キーンコーンカーンコーン

チャイムがなっている。いそがなきゃ

僕は彼女に軽く会釈をして下駄箱へ向かった。









──まだよれいなのに、いっちゃうんだ…

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