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帰ろう

 自分に巻かれた縄を力だけで切る。

 俺は右手をゆっくりと上げる。

 「真神陽一。はるか昔から、神を守り、神を殺し、神になった家系。この血、全ての者、 皆無とする。

  その力いまここにて・・・解放する。」

 右手に風が集まり始める。

 「レイン。お前が死にたいなら、俺が殺す。生きたいなら、俺の眼が黒い内は全力で守  る。

 ・・・俺も兄を殺した・・・この力で。それでも俺は逃げなかった。現実から人生か   ら・・・。

 だけど俺も疲れた。」

 右手に空気が密集し空間が歪む様に見える。

  レインの顔は何かを悟った様に歪む。

 「だから・・・」

 右手に密集した空気が固まる。

  レインの顔に意思が宿る。

 「だから!!!」

 右手に氷の手袋ができる。

 全てが右手に集まる。










「いっしょに生きてくれないか。」











 「はいっ」

 元気に答えるレインの眼には一筋の水が流れていた。

 「おい、そこのお前っ!!」

 レインにナイフを突き付けていた男が怯えている。

 「生きるってどういう事か知ってるか?」

 氷の手袋からは、氷の炎が宿っていた。

 「それは、呼吸することじゃない。考えることでもない。道を作る事だ。道は最初はない んだ。

 それを自分で一歩一歩ちゃんと踏みしめて道を作る。」

 右手を振りおろす。

 ゴシャ

 「お前はまだそれができてない。だから生かす。」

 拳は右に逸れていた。

 殴った所は微かに凍ってる。

 殆どが凍った直後砕け散ってどっか行ったから、僅かにしか凍ってない。

 男は気絶していた。

 陽一は力を失った。

 兄の力も。



      「              帰ろう                」


感想まってます。




思ったんですけど、これ恥かしくない?



はい。能力失いました。

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