何度も。ただ、何度も。
絶対零度をマイナス50度にした。
「この学園どうなってやがる!!」
レインの声がする方に走るが・・・。
300人以上の人間がそこへの道を通さんとしている。
「兄さん、この力・・・僕の意志で、守りたい者を・・守る!!」
冷気が体の周りを包む。
その冷気はマイナス50度に近い。
「これに触れたものは、その時より、時間を失う。」
近づいてくる奴等はどんどん倒れてく。
それでもこいつ等にも理由があるのだろう。
止まらない。
今度は自分の空気を操る力で空気を硬化させ、その上を歩く。
「うぉぉぉー!!」
空を駆ける。
今度こそ大切な者を失わない様に。
「この建物か!?レインがいるのは!!」
その建物は大きく教会の様だった。
空中にいてもそのデカイ扉が目の前に見えた。
ピースの力を全開にし、空気を操る力で空気中にある水という水をかき集める。
その水が一つの小さな惑星になった所で陽一は空気ブロックから飛ぶ。
「レインーーーーー!!!!!!」
そしてその惑星を強く蹴ると惑星は固まった。
「全てを撃ち砕け凍る星」
扉に星が触れた時、星は四散した。
「なっ!!!!!!!!!!」
したからイケメンの男が汚い笑みで話しかけてくる。
「残念だったなぁ。ピースじゃその扉は開けられない。その扉を開ける方法は1人の命を 捧げるそれだけだ。」
陽一はその場、空中で力を失い堕ちてきた。
そこを取り囲む様に300人以上の奴等が来た。
「死ねェゴラァ」
そういって陽一を殴り続けた。
しかし何度倒れても陽一が立ち上がる。
何度も。
何度も。
無限とも思える程の時が経ったと思わせるくらい。
何度も。
「おもしれェなお前。楽しいよ。楽しすぎるよ。僕を笑い死にさせる気かい?」
そう言いながら陽一を蹴り続ける。
何度も。
しかしそのたび陽一は立ち上がる。
「ハァハァ・・・・冗談だろ。・・・俺の方がお前のハァハァ醜い姿を見て笑い死にしそ うだよ。」
「醜いだとぉ、ふざけやがって笑わせるな、殺してやる」
イケメンの男が拳をふり下ろす。
パシィ
それを片手で止める。
「お前に力を使う必要はない。」
拳を握りしめ殴る。
「俺はピースが全てじゃねぇ。俺は俺だ。」
拳を握りしめ扉を全力で殴る。
何度も。
拳が砕けた。
それでも殴る。
扉が砕け散った。
「レインーーーーーーーー!!!!!!!」
コメヂィの方が得意、