神の領域を犯した者
皆さん宣伝お願いします。
「俺が戦う理由はそれだけでいい」
あとどれだけ叫べばいいんだろう。
あとどれだけ戦えばいいんだろう。
それでも陽一は拳を振るった。
しかし拳は避けられ、絶対時間の拳が陽一の腹に刺さる。
「-----カッ」
陽一は思った。
痛い。
そう痛いんだ。
陽一は口に溜まった赤い液体を吐き出した。
「俺は、無能力者、だ。お前は、最強のレベル6。俺とお前の差だ」
「良く分ってんじゃねぇか。お前の力じゃ俺にかなわな-----------」
「ちげぇよ」
「ハ??」
左手の手袋を外す。
「契約ってのはなぁ、枷なんだ。
その枷が外れたらどうなるかわかるか」
そういって、左手の甲を見せる。
逆ペンタクルが光る。
右手の親指にナイフを滑らせる。
血が左手の甲に落ちると、逆ペンタクルを上書きする様に、消えた。
「ハハハ、ハッハハおもしれぇ殺ってみろよ」
少しずつ絶対時間は浮上する。
「反射なめんなよ、物理法則や、下手すりゃ重力すら無視できる」
「干渉レベル1。て言った所か?まぁスキルカードに表示されないから、自己判断だけど
平和として測れないから、干渉レベルとでも呼ぶとしよう」
喋っている間も絶対時間は浮上しつづけた。
今までこんなことなかった。
絶対時間は話を聞かずに攻撃の準備を始めている。
これは焦っている証拠だ。
一撃必殺で終える。
終えなければそれで終わる。
「これで、全てが終わる」
そうポツリと呟くと絶対時間は降下を始めた。
反射。
来たものを跳ね返す。
それのスピードが威力に還元できる。
では自分が加速すれば?
結論、速度=パワーではない、それ以上のパワーが得られる。
陽一の能力は干渉。
反射を防げる訳ではない。
確実に殴った腕は、与えた以上のダメージは受けていたし、腕は吹き飛んでも可笑しくは
ない。
絶対時間は勝てる。
二つの拳がぶつかった。
細胞が燃える感覚、確実に2人の腕は瓦解していった。
そして陽一の左腕はちぎれた。
「これで、ハァハァ俺の勝ちだ」
しかし絶対時間は止まっていた。
「腕一本、これがお前を倒す代償だ」
右の拳で殴った。
それを絶対時間は受け止めた。
絶対時間は、高らかに笑い、宙に舞った。
いや、自分で飛んだ訳ではなく。
陽一は左手で殴った。
「神経100%接合、筋肉100%接合、血管100%接合」
そう、腕はちぎれただけだ。
だから干渉しつなげた。
潰されたりしない限り、いくらでも繋がる。
「嘘・・・だろ。」
こうして、この後大きく物語を変える戦いは終わった。
ストーリーが糞になってきたんで。
10日後くらいに・・・
次回作はこれを題材とした干渉能力者の話を書きたいと思います