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不思議な女生徒

プロローグ

この世界には伝承が存在する。

1 魔界に足を踏み入れるな

2 世界にたった1人の歌姫を手にすれば願いが叶うだろう

3 時に条件を満たした人物は「能力者」へと覚醒するだろう

この3つの伝承は私達に大きな影響を与えていく。


私は恋星夢乃(こいぼしゆめの)15歳、高校1年生だよ!私は今どこにいるかというと…「夢色学園」の正門にいる。夢色学園は中高一貫の学校で、国の中で1番入学が困難と言われている学校。この学園はとっても特殊で、なんと入試がなくて国からの推薦を受けないと入学できないの!だからそんな学園の入学式に来ているなんて夢みたい!

「よ、よし!体育館に向かえばいいんだよね…?」

時間を確認すれば、式が始まる15分前だった。私は急いで体育館に向かって走り出した。急いでいたせいで周りをよく見ていなくて、歩いてきていた女生徒にぶつかってしまった。

「痛っ!」

ドサ…!ぶつかった衝撃で転んでしまった。

「ごめんなさい!前を見ていなくて…。怪我とかしていないかしら…?」

「だ、だいじょ…」

大丈夫です。と言おうとして、言葉を詰まらせた。だってこんなに綺麗な人が目の前にいると思わなかったから。目の前にいる女生徒は金髪で目元がキリッとしていて、それからとても優しそうな人だった。

「怪我をしているの?!」

「いえ!ごめんなさい!大丈夫です!」

心配させたらいけないと思って、とっさに答えた。それから女生徒はホッとしたようにゆっくりと喋り出した。

「私は普通科1年1組の雨晴華恋(あめはれかれん)よ。あなたは?」

「えっと…私も普通科1年1組で恋星夢乃と言います。」

(同じクラスの人なんだ…しかも1組って)

「あなたも1組なのね!よろしくね!1組ってことは成績優秀生徒…。確認テストでの順位は何位だったの?」

そう。1組は確認テスト…入試テストのようなもので上位30位の人達が集まっているの!

「1位で首席なので、新入生代表の言葉を担当します。」

驚いたように目を見開いてから…

「そうだったのね!私は2位だったから次席よ!」

(こ、この人が?!容姿も成績もいいなんていいな〜)

「校章が桜…人間…」

「えっ?」

とっさに声が出でしまった。聞いたらまずい事なのか雨晴さんが誤魔化すように言った。

「あっ!そろそろ式が始まるわ!行きましょう!」

さっきのはなんだったのだろうと思いながら雨晴さんと急いで体育館に向かった。

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