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運命の歌

アイ炎

作者: 灯 愛火(兼定 葵)

いま、私の命の炎 消えかけてる

「愛してる」と いくら叫んでも 

あなたに伝えるには不十分だ

この胸に燃え盛る激情が 私亡き後の

孤独に震えるあなたを 温めることができますか



愛炎(あいえん)愛炎(あいえん) 

この炎 あなたに燃え移り終える前に

消えゆくのが 哀しい

哀炎(あいえん)哀炎(あいえん)



いま、私の命の炎 (ともしび)になる

「愛してる」と いくら叫んでも 

あなたに伝えるには不十分だ

この胸に燃え盛る激情が 私亡き後の

迷路に迷えるあなたを 導くことができますか



愛炎(あいえん)愛炎(あいえん) 

この炎 あなたを導き終える前に

消えゆくのが 哀しい

哀炎(あいえん)哀炎(あいえん)



「好きだよ」だけじゃ物足りなくて薄っぺらになって

「愛してる」って叫べば喉が張り裂けてしまう

吐いた血は炎のように紅く熱い

蛇のような鮮紅の炎があなたを抱く

未来永劫あなたを温めますか



まだ私は道半ば 消えてはいられない

最期に燃え盛れ 猛れよ愛炎(あいえん)

言い尽くせなくとも 

言わない理由にはならないから

叫ぶよ 「愛してる」



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