第12章-登場人物
【ロンバルディア教国】
・クイーン・エスメラルダ
27歳。ロンバルディア教国第66代女王。孤児院の出身で先代女王の養女となる。
絶世の美貌と稀有の聡明さから、臣民の人気と支持を得る。
オクシアナ合衆国からの要請に応じ、スンダルバンス同盟の紛争に介入を決定する。
・第二師団長カッサーノ将軍
41歳。騎兵による速攻と急襲を得意とする驍将。
一方で詩作を趣味としており、作品を披露しては同僚や部下を困らせる一面も持つ。
・第三師団長ルーカス・レイナート将軍
36歳。教国の六人の実戦指揮官中では最も若く、防御戦と持久戦に強い。
教国の内戦で、プリンセス・エスメラルダの勧告に従い、カスティーリャ要塞を明け渡す。
レガリア帝国の軍人だったが、ヘルムス総統の統治に反発し、教国へと亡命した。
・遊撃旅団長ドン・ジョヴァンニ将軍
48歳。ドン・ジョヴァンニは自ら名乗る通り名。
オクシアナ合衆国特殊部隊出身。ゲリラ戦術の名人で漁色家。
ロンバルディア教国の内戦で殊勲の手柄を立て、遊撃旅団の旅団長となる。
・ミコト
24歳。十常侍ヤノ家の一門。
夫や父母、親族を王国内の政変で亡くし、ロンバルディア教国へ亡命する。
母が術者の末裔であったが、ミコトは導きを受けられぬままに母を亡くす。
・ヴァイオレット
通称レティ。デュッセルドルフで敗戦し逃走の身となったヴァネッサを救った。
氷の術者として、救世主である光の術者を追い求める。
氷晶のお告げに従い、ロンバルディア教国の国都アルジャントゥイユへと赴く。
【レガリア帝国】
・レーウ国防軍大将
レガリア帝国国防軍第二軍集団司令官。
第四軍から第八軍までを配下に持つ。
軍官僚としてヘルムス総統から高い評価を受けるが、前線の経験は皆無に近い。
・リヒテンシュタイン国防軍中将
レガリア帝国国防軍第四軍司令官。
帝国軍の宿将であり、随一の猛将としても知られる。
・ツヴァイク国防軍中将
レガリア帝国国防軍第五軍司令官。
硬軟と剛柔の均衡がとれた勇将。
・シュルツ国防軍中将
レガリア帝国国防軍第八軍司令官。
前任のベルガー中将がデュッセルドルフで戦死したため、副司令官から昇格した。
【スンダルバンス同盟】
・ラドワーン
38歳。スンダルバンス同盟の四人の王侯の一人。高潔無比な人格者。
王国に領土通行権を売り渡したイシャーン王を非難し、挙兵する。
オクシアナ合衆国、ロンバルディア教国と組んでイシャーンの打倒を目指す。
・ラフィーク
ラドワーン王の第一の弟で、レガリア帝国との国境線を守る警備隊の隊長。
長兄から冷遇されるが、対帝国戦線においてラドワーン軍の一翼を指揮する。




