第30章-登場人物
【ロンバルディア教国】
・クイーン・エスメラルダ
28歳。ロンバルディア教国第66代女王。孤児院の出身で先代女王の養女となる。
絶世の美貌と稀有の聡明さから、臣民の人気と支持を得る。
帝国軍攻略の親征を起こし、ヘルムス政権を打倒、帝国政府を降伏に至らしめる。
・エミリア・マルティーニ宮廷顧問官
32歳。クイーン・エスメラルダが王女として王宮入りした頃からの無二の側近。
クイーンにとっては自らの半身も同然の股肱の補佐役。
クイーン・エスメラルダの危機を幾度も救い、忠義を尽くす。
・ヴァネッサ近衛兵団長
28歳。クイーン・エスメラルダと同じ孤児院の出身。
やや小柄だが、大弓の扱いに関しては神業と呼べる腕前を誇る。
・ニーナ近衛兵団千人長
近衛兵団の首席千人長。
・ダフネ近衛兵
21歳。エミリア以来と言われる近衛兵団の俊秀。
旗本のなかではクイーン、エミリアらから最も信頼を得ている。
・リタ近衛兵
近衛兵団の旗本。
・アグネス近衛兵。
近衛兵団の旗本。
・神殿騎士ミラーリア
西方のオルビア神殿に所属する神殿騎士。
・ミコト
25歳。十常侍ヤノ家の一門で、王国内の政変後はロンバルディア教国へ亡命する。
母が術者の末裔であったが、ミコトは導きを受けられぬままに母を亡くす。
教国のクイーン・エスメラルダにサミュエルを託されるが、旅の中途で決別する。
・アオバ
26歳。ミコトに仕える侍女で、ヒュウガ流忍者の頭領ミナヅキの娘。
ミコトらとともに教国へ亡命したのちは、サミュエルの旅に同道する。
・ミスズ
21歳。ミコトの妹で、姉とともに教国へと亡命する。
【スンダルバンス同盟】
・イシャーン王
スンダルバンス同盟の四人の王侯の一人。「砂漠の禿鷹」と呼ばれる野心家。
連合体である同盟を自らが統一し、強大な王国を建国することを志している。
オユトルゴイ王国と手を結び、同盟領の完全掌握を目指す。
・アイラ
イシャーンの第六夫人。
夫の寵愛を受けつつ、機密事項にも携わるパートナー。
・ラフィーク
故ラドワーン王の第一の弟で、ジャバル派の領袖。
長兄の死後、末弟のアーディルと対立し、自ら王侯を名乗る。
アーディルの離間計にかかりンジャイ王を殺害してのち、その旧領を手に入れる。
・ヤアクーブ
故ラドワーン王の第二の弟。
長兄の死後、ラフィークに従い、参謀として知恵をめぐらせる。
・ムアンマル
故ラドワーン王の第五の弟。
長兄の死後、ラフィークに従い、軍司令官として力を振るう。
・アーディル
故ラドワーン王の末弟で、バハル派の領袖。
長兄の死後、ラフィークと対立し、自ら王侯を名乗る。
故ヌジャンカ王の領土であるランダナイ地方に盤踞する。




