第22章-登場人物
【ロンバルディア教国】
・クイーン・エスメラルダ
28歳。ロンバルディア教国第66代女王。孤児院の出身で先代女王の養女となる。
絶世の美貌と稀有の聡明さから、臣民の人気と支持を得る。
第一次遠征で帝国軍の奇襲を受けるも帰還し、帝国軍攻略の親征を起こす。
・エミリア・マルティーニ宮廷顧問官
32歳。クイーン・エスメラルダが王女として王宮入りした頃からの無二の側近。
クイーンにとっては自らの半身も同然の股肱の補佐役。
クイーン・エスメラルダの危機を幾度も救い、忠義を尽くす。
・ヴァネッサ近衛兵団長
28歳。クイーン・エスメラルダと同じ孤児院の出身。
やや小柄だが、大弓の扱いに関しては神業と呼べる腕前を誇る。
デュッセルドルフの奇襲戦で帝国軍の捕虜となるが、ユンカース大尉に解放される。
・第一師団長ラファエル・デュラン将軍
44歳。攻守と知勇のバランスがとれた良将。
大義を信奉し、忠誠心に富む。
教国軍の第二次遠征において、クイーン・エスメラルダ率いる本軍に従う。
・第二師団長ティム・バクスター将軍
40歳。難局に強い不屈の勇将。
もとはコーンウォリス公国からの難民で、前師団長カッサーノ将軍の戦死により昇格。
教国軍の第二次遠征において、本軍の先鋒として帝国領へと足を踏み入れる。
・第三師団長ルーカス・レイナート将軍
38歳。教国の六人の実戦指揮官中では最も若く、防御戦と持久戦に強い。
レガリア帝国の軍人だったが、ヘルムス総統の統治に反発し、教国へと亡命した。
教国軍の第二次遠征において、別働部隊として陽動作戦を行う。
・遊撃旅団長ドン・ジョヴァンニ将軍
50歳。ドン・ジョヴァンニは自ら名乗る通り名。
オクシアナ合衆国特殊部隊出身。ゲリラ戦術の名人で漁色家。
教国軍の第二次遠征において、クイーン・エスメラルダ率いる本軍に従う。
・突撃旅団長リアム・コクトー将軍
41歳。出身の村の名前をとって、「パミエの虎」の異名を持つ。
超重量の大斧を操る教国軍随一の猛将。
教国軍の第二次遠征において、クイーン・エスメラルダ率いる本軍に従う。
・マルセル・ユンカース元国防軍大尉
28歳。元レガリア帝国国防軍第二十二騎兵中隊長。
クーデター計画「ヒンデンブルク作戦」を実行するが失敗し、教国へと亡命する。
トリーゼンベルク地方の戦いでリヒテンシュタイン中将に降伏を勧告、成功させる。
・レオンハルト・ローゼンハイム元帝都防衛隊大尉
28歳。元レガリア帝国帝都防衛隊第六歩兵中隊長。
士官学校の同窓たるユンカースの親友かつ腹心で、ともに教国へと亡命する。
教国軍の第二次遠征において、道案内役として本軍に帯同する。
【レガリア帝国】
・シュトラウス国防軍上級大将
レガリア帝国国防軍最高司令部副総長。
キティホークの敗北及びカスティーリャ要塞からの撤退後、前線の総指揮に乗り出す。
トリーゼンベルク地方の戦いで教国軍に敗北する。
・マルティン・ゴルトシュミット国防軍大将
レガリア帝国国防軍第一軍集団司令官。
シュトラウスが前線に乗り出して以降、事実上の無役となる。
・メッテルニヒ国防軍中将
レガリア帝国国防軍第一軍司令官。
「番犬ブルーノ」とあだ名される。
かつてはヘルムス総統率いる私兵集団の隊長であった。
・ベーム国防軍中将
レガリア帝国国防軍第二軍司令官。
ヒンデンブルク作戦の渦中で亡くなったメッサーシュミット将軍の子飼いの部下。
帝国軍随一の名将で、老練な用兵手腕を持つ宿将。
・シュテルンベルク国防軍中将
レガリア帝国国防軍第三軍司令官。
実戦よりは、教育畑での勤務が長い。
・リヒテンシュタイン国防軍中将
レガリア帝国国防軍第四軍司令官。
ヒンデンブルク作戦の渦中で亡くなったメッサーシュミット将軍の子飼いの部下。
トリーゼンベルク地方の戦いで教国軍に降伏するも、解放される。
・ツヴァイク国防軍中将
レガリア帝国国防軍第五軍司令官。
ヒンデンブルク作戦の渦中で亡くなったメッサーシュミット将軍の子飼いの部下。
硬軟と剛柔の均衡がとれた勇将。
・フルトヴェングラー国防軍中将
レガリア帝国国防軍第七軍司令官。
小心で、風見鶏的性格を持つ。
・レーウ国防軍中将
レガリア帝国国防軍第八軍司令官。
メッサーシュミット将軍更迭後、第二軍集団司令官を務める。
キティホークでの敗戦後、階級を落とされ、第八軍司令官となった。
・ハルマン・ハーゲン博士
レガリア帝国の神経科医師にして、特務機関少佐。
悪名高い「帝国特務機関工作課」の主要人物。
人体実験や毒物研究、犯罪者や劣等者への迫害政策などを推進する。




