第21章-登場人物
【ロンバルディア教国】
・クイーン・エスメラルダ
28歳。ロンバルディア教国第66代女王。孤児院の出身で先代女王の養女となる。
絶世の美貌と稀有の聡明さから、臣民の人気と支持を得る。
帝国軍に襲撃を受けるが、辛くも本国へと帰還し、反攻作戦を企図する。
・エミリア・マルティーニ宮廷顧問官
32歳。クイーン・エスメラルダが王女として王宮入りした頃からの無二の側近。
クイーンにとっては自らの半身も同然の股肱の補佐役。
クイーン・エスメラルダの危機を幾度も救い、忠義を尽くす。
・ヴァネッサ近衛兵団長
28歳。クイーン・エスメラルダと同じ孤児院の出身。
やや小柄だが、大弓の扱いに関しては神業と呼べる腕前を誇る。
デュッセルドルフの奇襲戦で帝国軍の捕虜となるが、ユンカース大尉に解放される。
・第三師団長ルーカス・レイナート将軍
38歳。教国の六人の実戦指揮官中では最も若く、防御戦と持久戦に強い。
レガリア帝国の軍人だったが、ヘルムス総統の統治に反発し、教国へと亡命した。
教国軍の第一次遠征中、デュッセルドルフでベルガー中将を討ち取るなど活躍した。
・第四師団長ラモン・グティエレス将軍
49歳。かつての近衛兵団士官候補生の戦術教官で、エミリアらの師でもある。
智謀の士で、その風貌と物腰から、「神仙」と称えられる。
教国軍の第一次遠征中、帝国領西岸のブリュールを陥落させ、その軍を陽動した。
・シュリア
28歳。イシャーン王に仕えるアサシンだったが、教国軍に投降。
間諜として、帝国メッサーシュミット将軍の更迭に関わるなど暗躍する。
・マルセル・ユンカース元国防軍大尉
28歳。元レガリア帝国国防軍第二十二騎兵中隊長。
クーデター計画「ヒンデンブルク作戦」を実行するが失敗し、教国へと亡命する。
トリーゼンベルク地方の戦いでリヒテンシュタイン中将に降伏を勧告、成功させる。
・マリオッティ子爵
教国の貴族。前女王の実兄であり、クイーン・エスメラルダの義理の伯父にあたる。
・エンツォ・マリオッティ
マリオッティ子爵の次男。クイーン・エスメラルダの義理の従兄弟にあたる。
【レガリア帝国】
・シュトラウス国防軍上級大将
レガリア帝国国防軍最高司令部副総長。
キティホークの敗北及びカスティーリャ要塞からの撤退後、前線の総指揮に乗り出す。
トリーゼンベルク地方の戦いで教国軍に敗北する。
・メッテルニヒ国防軍中将
レガリア帝国国防軍第一軍司令官。
「番犬ブルーノ」とあだ名される。
かつてはヘルムス総統率いる私兵集団の隊長であった。
・ベーム国防軍中将
レガリア帝国国防軍第二軍司令官。
ヒンデンブルク作戦の渦中で亡くなったメッサーシュミット将軍の子飼いの部下。
帝国軍随一の名将で、老練な用兵手腕を持つ宿将。
・シュテルンベルク国防軍中将
レガリア帝国国防軍第三軍司令官。
実戦よりは、教育畑での勤務が長い。
・リヒテンシュタイン国防軍中将
レガリア帝国国防軍第四軍司令官。
ヒンデンブルク作戦の渦中で亡くなったメッサーシュミット将軍の子飼いの部下。
トリーゼンベルク地方の戦いで教国軍に降伏するも、解放される。
・ツヴァイク国防軍中将
レガリア帝国国防軍第五軍司令官。
ヒンデンブルク作戦の渦中で亡くなったメッサーシュミット将軍の子飼いの部下。
硬軟と剛柔の均衡がとれた勇将。
・シュマイザー国防軍中将
レガリア帝国国防軍第六軍司令官。
ヒンデンブルク作戦の渦中で亡くなったメッサーシュミット将軍の子飼いの部下。
実戦指揮官中の最高齢ながら、ベームに次ぐ良将と評される。
・フルトヴェングラー国防軍中将
レガリア帝国国防軍第七軍司令官。
小心で、風見鶏的性格を持つ。
・レーウ国防軍中将
レガリア帝国国防軍第八軍司令官。
メッサーシュミット将軍更迭後、第二軍集団司令官を務める。
キティホークでの敗戦後、階級を落とされ、第八軍司令官となった。
・ウェーバー国防軍少将
レガリア帝国国防軍第六軍参謀長。
亡き妹クララは教国軍レイナート将軍のかつての恋人。
・ヘルマン・ハーゲン博士
レガリア帝国の神経科医師にして、特務機関少佐。
悪名高い「帝国特務機関工作課」の主要人物。
人体実験や毒物研究、犯罪者や劣等者への迫害政策などを推進する。




