第15章-登場人物
【ロンバルディア教国】
・クイーン・エスメラルダ
27歳。ロンバルディア教国第66代女王。孤児院の出身で先代女王の養女となる。
絶世の美貌と稀有の聡明さから、臣民の人気と支持を得る。
スンダルバンス同盟への進軍中、帝国軍に襲撃を受けるが、辛くも本国へと帰還する。
・エミリア・マルティーニ宮廷顧問官
31歳。クイーン・エスメラルダが王女として王宮入りした頃からの無二の側近。
クイーンにとっては自らの半身も同然の股肱の補佐役。
クイーン・エスメラルダの危機を幾度も救い、忠義を尽くす。
・ヴァネッサ近衛兵団長
27歳。クイーン・エスメラルダと同じ孤児院の出身。
やや小柄だが、大弓の扱いに関しては神業と呼べる腕前を誇る。
デュッセルドルフの奇襲戦で帝国軍の捕虜となるが、ユンカース大尉に解放される。
・王立陸軍最高幕僚長代理ジェレミー・ラマルク将軍
豊富な経験と冷静な判断力を持ち、名将のなかの名将と称される老将。
内戦終結後に一度は引退するが、クイーンの懇願により現役に復帰。
クイーンのスンダルバンス同盟領からの帰還後はカスティーリャ要塞を守る。
・第一師団長ラファエル・デュラン将軍
44歳。攻守と知勇のバランスがとれた良将。
大義を信奉し、忠誠心に富む。
クイーン・エスメラルダの即位後はレガリア帝国国境のカスティーリャ要塞を守る。
・シュリア
27歳。イシャーン王に仕えるアサシンだったが、教国軍に投降。
間諜として、帝国メッサーシュミット将軍の風説を流し更迭させることに成功する。
・ミコト
24歳。十常侍ヤノ家の一門。
夫や父母、親族を王国内の政変で亡くし、ロンバルディア教国へ亡命する。
母が術者の末裔であったが、ミコトは導きを受けられぬままに母を亡くす。
【レガリア帝国】
・シュトラウス国防軍上級大将
レガリア帝国国防軍最高司令部副総長。
キティホークの敗北及びカスティーリャ要塞からの撤退後、前線の総指揮に乗り出す。
・リヒテンシュタイン国防軍中将
レガリア帝国国防軍第四軍司令官。
帝国軍の宿将であり、随一の猛将としても知られる。
ヒンデンブルク作戦の渦中で亡くなったメッサーシュミット将軍の子飼いの部下であった。
・マルセル・ユンカース国防軍大尉
27歳。元レガリア帝国国防軍第二十二騎兵中隊長。
デュッセルドルフの奇襲戦後、ロンバルディア教国のヴァネッサ近衛兵団長を解放する。
クーデター計画「ヒンデンブルク作戦」を実行するが失敗し、教国への亡命を目指す。
・レオンハルト・ローゼンハイム帝都防衛隊大尉
27歳。元レガリア帝国帝都防衛隊第六歩兵中隊長。
士官学校の同窓たるユンカースの親友であり、腹心。
ユンカースに誘われ、クーデターに参加。ともに教国への亡命を目指す。




