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愛ドル!  作者: 詩音たん
2/2

カラオケの井浦

俺たちは、カラオケに着いた。


「よーし、………歌え!井浦」

隣にいた田辺がぽちぽちと、勝手に選曲する。


♪ちゃちゃっ〜ちゃらら♪


イントロが流れ始める。


「ほら、マイク!」

井浦に田辺がマイクを押し付ける。


「ちょ!え、てかこれ、大塚愛じゃね?!」

やべ…。どんだけぇ〜…。


―――――――――♪


俺は、呆れながらも歌う。

そして、最後のキメ。


ビシッと、あさっての方向にウインクした。

しまった…!

我ながら萎える…。


『萌ーーーーー!』


「はい?」


全員が叫ぶ。

体格のいい佐藤が何故か、号泣した。


「お前には、歌の才能があるぜ!」

「ねぇよっ!」

その後も、皆は俺にばっかり歌わせた。

――俺は、ボーカロイドか!?



「ドリンクの注文こちらで宜しいですか?」

ガチャッ。

勢いよくドアが、放たれたと同時に。


誰かが入ってきた。


「? えっと、ドナタデショウカ?」

「何故、片言?!」

入ってきたやつが勢いよく、つっこんだ。


「今歌ってたのって、君?」


「そうですけど…」

入ってきたのは、二人組の男の人だった。


「んじゃ、君たち…この子借りてくよー!」

「えっ?!ちょ、やん!駄目だ、んなとこ触るな!」

俺の叫び虚しく、俺は怪しい二人組に連れ去られたのだった。

俺、人権あるんだよねぇ!?


「おい…。どういうつもりだ」

俺は、威厳たっぷりに言う。


「ボーカルになってくれ!」

「君の声に、惚れちゃってぇー」


「断る」


「月給40万」

「状況に応じて、増額」


「ボーカルって何すればいいんですか?お兄さん!」

こんな、チャンス二度とない…!

「ああ、歌うだけでいいよ」

「そーそー。後、女装してねぇww」

「あ、はい。勿論……え?!」


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