順和13年10月17日 3
4時間目は国語2。私は、比較的つい最近まで古典なんて将来使わない、と信じていた。しかし、ある人の言葉を聞いてそれは誤りだと気が付いた。将来使わないのではなく、決して今も使うことがないのだ。
今は百人一首を覚えましょう、という授業をしている。確か数年前に百人一首(カルタ部)を題材にした映画があったが、競技カルタには全くと言っていいほど興味がなかった(というか、今もない)。私は、3時間目と同じように眠りについた。
どういうわけかわからないが、授業中に30分ほど寝ると、かなり目がさえたように感じる。歴史の授業はなぜか良く寝た感がなかったので、結構謎であるが、自分は細かいことは気にしなくていいか、と思った。
時計を見ると12時32分。あと8分で授業は終わる。私は、百人一首が載っている本の全く関係のないページを見て時間をつぶした。
授業が終わり、私は給食を食べた。私の学校(公立の中高一貫校)の場合、中学校は給食が出るのだが、高校は弁当持参という仕組みになっている。
私は、万咲ちゃん・真鈴ちゃんと一緒に食べている「。私はいつも一番最初に食べ終わるが、その後も席に座って2人と話していた。
「何か発表することってあったりするの?」
真鈴ちゃんは聞いてくる。何か重要な発表があると赤Pからきいてはいるが、それ以上のことは何も入っていなかった。私は正直に、何もないよ、とだけ伝えた。
休み時間中、横の席の男子は何かを喋っている。よく聞いてみると、3年ほど前にリリースされた、スマートフォンでプレイできるカードゲームの話をしているようだ。
実をいうと、私も5月頃インストールしたのだが、よくわからず、すぐにプレイをやめた記憶がある。ドラゴン環境が強いだとか、最近出た”ゾンビ構築”か何かがめちゃくちゃ強いみたいな話をしていた。私は、机に伏せながら彼らの話をBGMにして寝た。
大翔くんは、遠くてあまり聞き取れないが、彼の横に座っている人と何かを喋っているようだ。
何故か1日10時間寝てもまだ寝たりない。私は休み時間を睡眠に費やした。
5時間目は数学β、宮崎先生。1次方程式の解き方の話をしている。彼は教科書を使わず、プリントで授業するタイプの先生だ。「方程式とは、式に当てはまる全てxを見つけること」というのをモットーとしており、「1次方程式ってのは解は1つしかないから、気合で見つけられたら勝ち」と毎回大声で話している。
授業の頭で5分程度の抜き打ちテストを行うことがあるのが彼の特徴だ。今回の問題は、以下のような問題だった。
「次の方程式の解を、少なくとも1つ探しなさい」
「(1)x^x=27 (2)2^x=16 (3)x^4=1 (4)3x+5=11」
(a^bは、aのb乗を表しています)
とにかく1つだけでよいのであれば、見た瞬間に出るレベルの問題だ。しかし、中間テストに出すと、(4)を除いて正答率はそんなに高くないようだ。
先生が話していることは、「どうやって見つけようか」という「パターン的な思考に陥ると、簡単な答えでも見つからなくなる」ということだった。




