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ヘリアンサスの希望  作者: ソリング J
初披露以降
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順和13年10月16日 5

 「輝く未来と憧れは道端花の花言葉」

 「ヘリアンサスの花は太陽に微笑む」


 私たちを象徴している歌詞の部分は5人で歌う事になっている。私は舞台の方を見ながら踊っていった。


 サイリウムはなっきぃのオレンジ色が目立つが、かわみんのピンクや私の紫もまあまあいる。なーなんの青とそかかの緑はあまり数がない。私はどういう訳か2人に対して少し申し訳なく感じた。


 希望の花言葉を歌い終えると、MCのかわみんはこういった。


 「まだリリースしている曲が多くないため、短いですが次で最後です。道端花、どうぞ!」


 道端花はダンスも曲調もゆっくりなので、ここで間違えるわけにはいかない。私は自分のパートを情景をイメージしながら歌っていった。


 「届かない僕の声足元につぶやけば 花びら散らして優しく微笑んでくれた」


 もしかしたら、1人のファンとしてこの曲を聞いていたかもしれないと、私はいつも思っている。自分がこの場にいられることに私はとても感謝しているが、不安も少しある。


 後奏で色々と考え事をしていたが、意識がどこかに飛んでいくことはなかった。曲が終わったあと、かわみんは話す。


 「それでは短かったですが、ここで終了となります。みなさん、......」


 「「アンコール! アンコール!」」


 想定通り、彼女が話し終える前に、観客からアンコールが聞こえてくる。それに答えて、かわみんはこういった。


 「アンコール要望が多いようなので、1曲だけいきます。最初に披露した『ナツアオソラ』を合唱用にアレンジしたものです。みなさん、一緒に歌いましょう! 前に歌詞を出すので、覚えていない方も恥ずかしがらずに歌ってみてください」


 観客席から歓声が上がる。場にナツアオソラのアレンジバージョンが流れ始めた。曲に少しアレンジが加わっていてより陽気な雰囲気が出ている。


 普段は決められたパートのみを歌うが、合唱に関しては私たちもフルを歌うことになっている。もちろん歌詞は覚えているので特に問題はなかった。


 「空を見上げたら 雲は無く どこまでも すける夏の青」


 観客席からも歌い声が聞こえてきて、私たちとしても楽しく歌うことができている。気分は高揚し、あっという間に演奏が終わった。また会場からはアンコールの声が聞こえてくる。それにこたえてかわみんはこういった。


 「申し訳ありませんが、もうアンコールはありません。みなさん、本当にありがとうございました。この後も撮影会・物販があるので是非よろしくお願いします。繰り返しになりますが、来てくれて本当にありがとうございました!」


 観客からは拍手の声が聞こえる。私たちは舞台を降りて楽屋へと向かっていった。



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