順和13年8月16日 8/順和13年8月17日 1
長嶋さんはこう言って、希望の花言葉、ナツアオソラ、道端花のオフボーカルバージョンの音源を順に流した。CD的には、1番目の曲が「希望の花言葉」、2番目が「ナツアオソラ」、3番目が「道端花」になるようだ。
私は、道端花の「届かない僕の声 足元に呟けば 花びら散らして優しく微笑んでくれた」と部分が、練習中非常に印象に残っていた。歌い終えた後はすぐに解散になったが、帰りの車の中でもそこのメロディーだけはずっと頭の中から離れなかった。
家に入ると、弟はもう帰ってきていた。両親はまだ帰ってきていないようだ。私は弁当と水筒を出しシャワーを浴びて、習慣としている筋トレを行った。夏休みももうすぐ終わるということで、私は宿題を始めた。あと残っているのはそんなに多くない。宿題は、想像していたより地獄ではなかった。
宿題を1時間ほどやっていると、母親が帰ってきた。夜ご飯は、今日はそうめんにするということだった。無類の麺好きを自称している私は、そのことを聞いただけで飛び上がるほどうれしかった。そうめんが出来上がるまで宿題をやっていると、15分ほどで親が「できたよ」って呼びに来た。
「いただきます!」
私はそうめんにはねぎと唐辛子を入れる。親もねぎも唐辛子も好きということで、家には大量にあるので、多めにかけて食べた。そうめん200gを10分ほどで食べ終え、自分の部屋へと戻っていった。漫画ラーキングソウルを読み進めていると、気づいたら9時になっていた。
寝不足は美容の大敵という言葉がある。明日のダンスでもそれなりに体力を使うことを考えると、まだ早い気もするが、早起きを守って8時間睡眠をとるためにはもう寝なきゃいけない。寝る前にLINEを確認すると、昨日そかかがダンスの動画を送ってくれていたことに今気が付いた。私は、遅くなってしまったがありがとう、と送った。母親に、「明日も弁当いるからお願い」とだけ言って眠りについた。
朝起きたら6時20分。割と計算通りの時間だ。父親はもう家を出ている。私はお茶を入れ、お風呂の追い炊きボタンを押した。20分くらいでわくので、それまではゲームをやって時間をつぶした。私は、お風呂の中でダンスを踊りながら歌を歌った。
お風呂に入っていると、いつのまにか7時になっていた。親が起きたようだ。弟は、今日は塾がないので朝ご飯と私の弁当を作ってくれているようだった。私は、料理・裁縫が得意な弟のことをかなりうらやましく思っていた。弟は茶道の習い事もやっているのだが、それについては私にはあまり興味・知識はないので、申し訳ないけど私としては何となくすごいとしか思っていなかった。
私は弟が作った朝ご飯を食べ、2階の部屋へと戻っていった。




