順和13年8月12日 2
メッセージを確認すると、マネージャーさんから、希望の花言葉も13日に仮録音するという連絡が届いていた。だから、私はその歌の譜割を確認した。
(S/N/C)心に風が吹いて
(F/K)言い残したあれこれ
(N/S)どの道に行けばいいの?
(F/C/K)わからないままで
(N)冷たい息は語る
(F)別れの時期が来ると
(K)自分の過去の思いに
(C/S)囚われたくない
(C/N)進みたい道の先
(F/K)霞んでて見えない?
(S)心の奥から 湧き上がる
(C/N/K/S/F)どうしようもない不安は
(C/N/S)聞こえない風の中 空に靡く雲
(K/F)永遠などないって 僕に語りかけてる
(S/K)選んだ自分の道 心に咲く花
(F/N/C)道のどこかに光る 自分だけの未来
(S/K)月明かりに照らされ
(F/N)うっすら見える希望
(C/K)先人などいなかった
(S/N)初めての道も
(C/F)暗闇はすぐ晴れる
(K/N)洞窟の出口へ
(S)輝く未来と
(C)憧れは
(S/C/K/N/F)道端花の花言葉
(K/N)続くその道の先 見えなくなっても
(C/S/K)いつかはたどり着くよ 夢を諦めないで
(F)交差点の信号 三叉路の先へ
(C/K/N)直感を信じよう 未知の帰り道を
(C)未来は 待ち受けてるものじゃないんだよ
(K/N)さあ 掴みにゆこう
(S)聞こえない風の中 空に靡く雲
(C)永遠などないって
(F)僕に語りかけてる
(N)選んだ自分の道 心に咲く花
(K)道のどこかに光る 自分だけの未来
(S/C/N)ここからは僕たちが 道を開くんだ
(F/K)後悔はもう捨てて 新しい世界へと
(S/C/F/K/N)ヘリアンサスの花は 太陽に微笑む
(N)一人一人の色を 重ね 次の明日へ
私は16か所。かわみんは13。そかかも13。なっきぃは18。なーなんは12。思ったより偏りがあるが、個人的にこの歌の特に難しい部分は「心の奥から 湧き上がる」「輝く未来と 憧れは」のパートだと思っているので、後半の「憧れは」だけが私というのは結構運がよかったと思う。
私はそかかにラインで不安を告白した。彼女もまだ準備はできておらず、自信がないようだったので、お互い頑張ろうとエールを送った。
明日は希望の花言葉に関しては歌うだけ。この歌のダンスのレッスンは16日から。そう思えば、気は少しは楽になってきていた。今は15時前。私は1時間ほど2曲を歌い、不安を解消するためにベッドに横たわった。
外は雨が降っているようだが、土砂降りというほどでもなさそうだ。屋根にあたる雨の音が人間が最も心地よく感じる音だと聞いたことがある。私は、うとうとしながら安らぎに身を任せた。
目が覚めたらもう外は暗い。時計は19時20分を指している。弟の章太ももう帰ってきていた。私は眠気覚ましにシャワーを浴び、軽く筋トレを行った。
吹奏楽部に入ってから、先輩に筋トレを軽くでもいいからやっておくと役に立つ、と助言された。肺活量が増すほど楽器の音がよくなるらしい。
私は体を動かすのは好きだが体力に自信はないので、今は腹筋・背筋を10回1セットとして5セット連続で行うのを1日2回行っている。最初の方はきついと思っていたが、もう慣れた。しかし、吹奏楽に役たっているかはわからなかった。
ダンスのレッスンは不安だが、ダンスで体力がつくことを、私は地味に期待していた。明日の午後には道端花とナツアオソラのダンスがある。私は楽しみにしながら夜ご飯を食べた。




