明日の練習
明日はナツアオソラの歌の練習がある。レッスンの参考材料にするため、とりあえず1人ずつ自分のパートを歌うことになっている。私は、それに向けての練習を始めた。
私は、以下のパートを歌うことになっている。Cが私(Chiffon)、Nがなっきぃ(Nakky)、Fがなーなん(苗字の福島のF)、Sがそかか(Sokaka)、Kがかわみん(Kawamin)だ。
C K 梅雨が伸びて 7月も
C 土砂降りでも 明日は晴れるよ
C N 雲はなく どこまでも すける夏の青
C F 僕は 空へ行く
C そのうち空晴れるなら
C だけれど 迷わずに 走り出そう
C F N S K たとえ この声が 途切れても
C 僕のところへ
K C 曇りの この空も いつか 晴れる
C F N S K きっと 君と僕 永遠に長い距離
K C 僕ら 空へ行く
何故かはわからないが、この歌では私が歌うパートは少ない。希望の花言葉や道端花では、まだ歌う部分は多いのに。そう思いながら、練習を始めた。
一昨日楽譜に書き起こしたが、楽譜を見ながら歌うのは私には無理だった。私は楽譜を見ながら歌っているが、それは歌詞を見るためで、ノートに音を合わせる為ではなかった。
PCにはマイクが内蔵しているため、音程があっているか確認することができるが、はっきり言ってずれまくっていた。なかなか音が合わない。私の自分に原因するストレスが別の所に向かってしまい、なぜ「ナツアオソラ」いう曲名なのか、なんで濁らないんだ、というどうでもいいところにフラストレーションを溜めてしまった。
もう今日歌い続けてもストレスが蓄積するだけだ。明日の録音とこれからのレッスンで直していけばいい。そう思った私は、1時間で歌うのをやめ、ベッドに入って昼寝をした。
起きたら20時。5時間ほど寝てしまっていたことになる。明日も10時からレッスンがある。明日はナツアオソラの歌だけだが、16日には希望の花言葉と道端花の歌練習がある。このペースで大丈夫なのだろうかとも思ってしまうが、なんとかなるとも思った。
なんとなく、かわみんにLineで歌の調子を聞いてみる。彼女も、まだあまり練習に時間が取れていないみたいだった。どんな感じなのか録音して送ってほしいと頼んだが、断られた。まあ当然か。
私はあまりおなかはすいていないが、遅くなりすぎるのも嫌だったのでリビングに行き夜ご飯を食べた。テレビでは医学番組が放送されているが、私にはあまり興味がないような話だったので特に目を向けずに食べた。
私は夏休みの宿題に手を付けながら明日のことについて思いをはせた。窓の外をふと見てみると、雲はなく月が見える。ただ、星は1つも見えなかった。
宿題の量は多いが、このペースでやっていけばアイドル活動や部活やりながらでもこなすことができる。私は3時間ほど宿題をやった。もう日が変わる、というタイミングで疲れがまた出現した。私は風呂に入り、歯を磨き眠りに落ちた。




