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ヘリアンサスの希望  作者: ソリング J
第3章 新型コロナウイルス発生後
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順和15年5月1日 2

 正直、当時の自分が何を考えていたかは、今思い返すとよくわからない。今の自分と過去の自分はつながっているが、そこから切り離されたようにも感じることがある。


 ヘリアンサスの希望を書き始めてからもう1年近くたつ。書き始めたきっかけは何となくの思い付きだった。


 今のところ、4万1000文字程度書いている。アイドルグループの結成に当たり、Twitter上で公開される自己紹介の動画を撮影したところだ。


 ヘリアンサスガールズももうすぐ(あと3ヶ月で)2年目になる。アイドル活動は幼稚園の頃からずっとあこがれてきた存在だったし、初めてすぐのころは毎日に感動を覚えてきたことをはっきり覚えている。


 しかし、慣れとは恐ろしいもので、2年近くたった今、当時程度の感動を感じることも少なくなってしまった。2年という月日は長いと言えば長いともいえるが、短いと言えば短いようにも感じられた。


 モチベーションがないわけではない。最初の頃に活動の理由としていた「誰かひとりのでも希望になりたい」という思いはまだ消えてはいなかった。その誰かひとりに入るのが過去の自分なのかもしれない。


 私はお茶を飲んで続きを書き続けた。


 HeliAnswersももうすぐ本格的に始動する。私は未来に少しばかり希望を見出していた。


 HeliAnswersという名称は個人的に結構好きだ。ヘリアンサスガールズのHelianthusに答えのAnswerをくっつけただけの単語ではあるが、意味がわかりやすい+無理がないという意味でいい名前だといえるだろう。


 私は、1回に降りてお茶をコップに入れて、日記風小説の続きを書いていった。ある程度の長さになったら、何かしらの方法で読んでもらうことを考えている。私は、いつかはわからないが、その日が来ることを楽しみにしていた。


 どのように読んでもらうかは今のところ考えていない。何かしらの方法でpdfとして公開するかという形になるのだろうか。私は、まぁ考えなくていいか、という思いになった。


 そのうち本にしたいなという思いがなくもない。ただ、このペースなら早くても来年になっているだろう。私は、そのときが来ればいいやという気持ちでいた。


 1年以上延期してしまったが何とか開催にこぎつけてよかったように感じている。私は、ファンのみんなに会えることを非常に楽しみにしながら昼ご飯を食べた。


 前にも言ったが私は麺類が大の好物だ。私は素麺をゆでて皿に乗せ、めんつゆを薄めてネギを振りかけ、七味を振って食べた。


 そうめんを食べていると夏という感じがする。まだ夏というには少しばかり早いかもしれないが、自分的にはもう夏と言いたいほどあつくなっている。


 私は素麺を口にして気持ちをリフレッシュしたあと、部屋に戻っていった。


 午後は特にすることはない。私は、久しぶりにラストラベンダーの話の続きを読み進めていった。

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