セーブ1
今日もいつもと変わらない退屈な日常だった。いつもと変わらない教室にクラスのみんな、そして担任。俺はこんな平和な日がこれからずっと続くと思っていた。あの地震が起きる前までは
「あれ?…みんな?どこだ?」
俺は教室にいた。しかし、誰も教室にはいなかった。
「…確かさっきまでみんな教室に居たよな?それでいきなり地震が来て…それからどうなったんだ?」
ふいに頭が痛くなった。後頭部がズキズキと痛み触ってみるとコブが出来ていた。それで俺は何が起きたのか気づいた。
「そっか、、頭を打って気絶してたんだ」
俺はとりあえず教室を見回したあと窓から外を見ると
「なんだよこれ、、空がこんなに赤いなんてあるか?…でも痛みもあるし夢じゃないよな?」
俺は教室から出た。廊下は静かで人の気配がまったくない…なんてことはなく
「…な、し、死んでるのか?…おい、しっかりしろよ!なぁ、どうしたんだよ」
俺は一番手前に倒れてる人に声をかけたが返事はなく、もう息をしていなかった。
「どうなってんだよ…一体なにが…ん?なんだこれ?」
視界の右下に光っている物が浮かんで見えた。試しに目線を外そうとしてもずっと視界に入り込んでくる。俺は恐る恐る触れると
「す、ステータス画面?なんだこれ?まるでゲームみたいだなぁ」
ステータス画面と書かれた物が目の前に表示された。中には色々な情報が入っていた。
名前:高橋 綾人
職業:なし
レベル1
HP/MP 100/30
筋力値:5
防御:5
運:15
体力:10
スキル一覧
なし
持ち物
なし
自分のステータスを見ていると廊下の奥から音が聞こえてきた。
「誰だ?」
声をかけたが返事はなく少しずつ近づいた来ていた。姿を表したのは同じクラスの船橋だった。
「なんだよ船橋かよ、、驚かせないでくれよ……って、え??」
俺は船橋の顔を見ると一つのアイコンのようなものが頭の上にあった。そこには
ENEMY
名前:船橋 俊
HP/MP 50/0
レベル3
ゾンビ化(死んでしまった後ゾンビとして復活)
「敵なのか?…それよりゾンビ化の表示…嘘だよな?おい船橋!俺だよ高橋だよ!」
俺は必死に声をかけるが船橋は返事をしてくれなかった。ただゆっくり近づいてきて
「うわ、、な、なにするんだよ!」
いきなり襲いかかってきた。俺は振りほどくと近くにちょうど落ちてた金属バットを拾おうとした。するとアイコンが出てきた
名称:金属バット
攻撃力:15
装備しますか? YES/NO
俺は咄嗟にYESを押した。そしてバットを持つと船橋の頭を叩いた。
一回では倒れてくれなかったので何回か殴ると船橋は倒れた。
「はぁ、はぁ、はぁ…何でだよ!どうなってんだよ!」
俺がその場に座り込むと軽快な音楽と共にステータス画面が現れた。
「ん?レベルアップ?」
ステータス画面にはレベルアップを知らせる文字ともう一つ職業の欄が現れた。
職業
剣士:装備する武器の攻撃力が10上昇、装備する防具の防御力6低下
騎士:装備する武器の攻撃力が6低下、装備する防具の防御力10上昇
武士:装備する武器、防具の攻撃力及び防具力5上昇、体力3低下
ニート:全ステータス5低下、スキル[ホームエリア支配]取得
旅人:体力、筋力が10上昇、防御5低下
なし:まだ取得しない
注意:職業は一度しか選択できません。途中で変えるのは不可です。
「なんだこれ?…う~ん…まだ取得しない方が良さそうなのかな?とりあえず様子見かな」
俺はなしのボタンを押すと次に上がったステータスが表示された。
名前:高橋 綾人
職業:なし→なし
レベル1→4
HP/MP 100/30→250/90
筋力値:5→17
防御:5→11
運:15→60
体力:10→27
スキル
集中取得
持ち物
ゴールド30
俺画面を閉じると一息ついて
「とりあえず、少しずつ状況を理解したけど…外もこんな状況なのかな?親父と母さん無事かな?」
俺は保健室に向かった。そこなら薬もあるし水道もあってベッドもある。拠点にするにはもってこいだと感じた。
こうして、俺は奇妙な世界で生きていくことになった。
初めまして凶剣です。今回小説を初めて連載?していこうと思っていますが実はもう何作か他の名前で投稿させてもらってます。ですがこのようなファンタジーではなく、恋愛ものばかりだったので色々と至らない点が多くありますが温かく見守ってください。