前へ目次 次へ 34/35 モノクロ① 「夢も叶えてないのに死ぬなんて嫌だ!」 私は隙をついて一目散に逃げた。 「待て―――!!」 彼等は追ってはこないようだがだがまた、森で迷ってしまう。 「ああ、君は……」 森の中で黒い服に帽子の青年と会った。 「あーー!私をここに連れてきた張本人!!」 百年のかたき、みたいな感じにゆびをさすと、彼はすこし眉を下げる。 「……それには、語弊があるよ」 「ごへい?」 「君がここへ来たのは神の導きなんだ―――――――――――――――――――――」