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アルハードBAD② 振り払う

「ねぼけないでよ!」

つい、手をふりはらってしまった。


「え?」


アルハードの体が、そこから小さなハートの粒に変わって消えた。



残ったのは、ただの

きれいな砂だった。



「うそ……アルハード!」


私は強く振り払ったわけじゃない。

なのにどうしてこんなことになったの。


桃色の砂に触れる。それは触れるたび消えていく。


これはきっと悪い夢だ。



私は眠っていて、目を冷ましたらきっとアルハードに天井から吊るされてるんだ。



【BAD2悪夢は永久】

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