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【第一話】7:Sine labore non erit panis in ore.

 《ヴァレスタ!早く走れよ!エルムがいなくなっちゃうだろ!》

 「これだから人外は。能無し脳無し下賤生命体はこれだから困る」

 《あ!何か今俺を馬鹿にしただろヴァレスタぁっ!!》


 ふよふよとあの子犬の後を追って来た精霊は、俺を見つけて止まった。

 弱体化している今の身体では、馬車の速度にはついて行けなかったようだ。馬鹿も馬鹿なりに他の方法を考えたらしい。その考えというのが……やはり馬鹿以外の何者ではなく、俺の身体に張り付いて馬車を指さし走らせようとする無礼精霊を地面に叩き落として踏みつける。水分が地中に奪われて何やらまた悲鳴を上げているが俺には関係のない話。


 「だから俺は身動きが取れんと言っている」


 計画に狂いが出た以上、迂闊な行動は取れない。タロックの姫に城が乗っ取られたことで、商人議会にも綻びが生まれている。あの姫は非常に腹立たしいが、良い仕事をしてくれたと言ってやらんこともない。セネトレアと言う国を天性の傲慢さをもってして独裁制へと持っていこうとしている。多くの金の亡者をその色香で惑わして、この数日で城と貴族議会は完全に手中に収めたあの力量。このまま勢力を増せば、あれは味方も増えるが敵も増える。そういう女だ。その敵を拾って取り込むことで、王へとのし上がる道が開ける。

 あの喧しい商人議会もその内あの姫が何かしらの手を打つだろう。おそらくそんな権限もないのに解散させることを成し遂げる。半年もしない間に。あの手の女は、自分よりも上にいる男を許せない性質だ。もう既に煩わしく思っていることだろう。王があれを娶ったのは、自身が権力を得るための策だったのかと思わないでもない。だからこそ、城をあれに任せて自分はすぐに姿を眩ませたのだ。


 「四公の動きがまだわからん以上、俺も迂闊に動けん。しかもあれは第二公の縁者の馬車だった」

 《第二公?》

 「……と、言うわけだ。凡人には見えぬお前がさっさと行ってあれを連れ戻して来い」


 能無しに、勿体なくが俺の血を分けてやる。剣で軽く手の甲を切り血を精霊へとかけてやれば……掌サイズだった精霊が、子供の大きさくらいまでを取り戻す。しかしそいつはいきなり涙目で咳き込んでいる。さっさと行けと睨み付けるも、何やら文句を言っている。


 《不味っ……げほっげほっ……》

 「死にたいか?」

 《おいひいっ!とっても美味しいですぅううう!!》


 せっかくくれてやった俺の血を不味いとは何事か。今すぐ砂漠に埋めるか火で炙ってやりたくなったが、今動かせる駒は此奴しかいない。心許ないが、あの子供も精霊憑き。この能無しが駆けつければ、1人でなんとか出来るだろう。


 「さっさと行け、能無し」

 《ヴァレスタの馬ー鹿っ!エルム連れてきたらお前なんかぎったぎたんにしてやる!頭洗って待ってろ!》

 「首だろうが馬鹿が」


 妙な捨て台詞を残して姿を消した精霊の後、俺を呼ぶ新たな声が生じた。

 それはそこまで聞き慣れた声じゃない。それでも何処か懐かしい、だからこそあまり好きではない、俺の愚妹の声だった。


 「兄さんっ!」


 *


 妹である私が言うのもなんだけど、兄さんは本当に最低だ。言うならば最悪だ。あんな人間の傍に生まれなければ私の人生の八割方の不幸は恐らく私に降りかからなかったであろうと断言できる。

 だから私は兄さんが嫌いだ。更に言うと大嫌いだ。明日にでも何て言わないから五秒後にでも爆発して死んでしまえばいいんじゃないかしら?そうしたらきっと明日の私はすっきりした気分で気持ちよく目覚めることが出来るだろう。

 それでも世の中わからないもので、そんな最低な男に惹かれてしまっている可哀想な子がいる。その子は私の顔見知りで大人しくてしっかり者で礼儀正しいとても良い子だ。そんな良い子がどうしてあんな悪い男に引っかかるのか、妹の私にはよくわからない。

 唯一つだけ言えることは、兄さんが最高で最善な人間だったら彼は兄さんに心酔しなかったってことだけ。兄さんが最低最悪だったからこそ、彼はそんな極悪非道な兄さんに入れ込んでしまったのだ。世の中本当に何なんだろう。

 あんな良い子なんだもの、それに見合うような良い子に出会えれば良かったのに。いや、でもある意味バランスが取れているとも言えるの?よくわからない。


 エルム君はこの所いろいろと不幸が続いた。それですっかり参ってしまっている。そこから彼を浮上させたのが兄さんの最悪さである以上、私は兄さん死ねとは流石に言えない。私が私の復讐を考えることで、私は私の知ってる子を不幸にしてしまうんだ。それは私も気が引ける。エルム君がとっても悪い子だったなら何の気兼ねもなく私はそうできる。でも、そうじゃないから私も困る。彼は、本当にいい子すぎるほどいい子なのだ。見ているこちらの胸が痛むくらいに。彼の辛さを知っているから、私は彼にも幸せになって貰いたい。そう思うのだ。


 それなのに兄さんと来たら。彼のことを一体何だと思って居るんだろう。確かに切っ掛けはおかしな始まりだったかも知れない。2人は殺し合っていたんだもの。傷付けるのが当然の関係だったんだから、その尾を引いてしまうのは無理もない。そうでなくても兄さんはドSだし加虐趣味の気がある。おまけに性格が陰湿だ。兄さんは何処かの性悪婆な姑のように、地味な嫌がらせをして嫁の精神をすり減らすような虐めが大好きだ。死ねばいいのに。

 それでも相手はまだ幼い子供なのに。それも精神的に凹んでいる子だ。それを抉り続ければ流石の彼も鬱憤がたまり爆発して当然だ。

 兄さんがあの子をペット扱い物扱いするんなら、所有者として飼い主としてきちんとあの子を理解してあげなければならない。理解もしないまま傷付けるだけでは意味がない。意味のない理不尽な暴力ほどこの世に残酷なものはない。

 例えば唯殴る。何も言わずに殴る。

 どちらも酷いことには代わりがないけど、そこに気持ちがあるかどうか。そしてそれが相手にちゃんと伝わっているかどうか。大事なのはそこ。

 かつて兄さんが私にやっていたのは八つ当たりの暴力。それはとても理不尽なものだし、だから私は兄さんを今でも怨んでいるしたぶん一生許さない。

 だけどエルム君は兄さんを怨んでいないし許している。それはエルム君が私とは違うのか、それとも……いや、だからこそ兄さんが変わったのか。

 少なくとも今の兄さんは八つ当たりだけで彼を虐げてはいない。でもそれがエルム君には全く理解されていないし伝わっていない。エルム君にとって暴力は暴力。される側がする側の理由を考えるなんて余裕、なかなかない。そこに理由があってもなくても唯彼は受け入れるだけだ。帰る場所を失った彼は、他に縋り付ける者がないから、何をされても何を言われてもそれを甘んじて受けなければならない。それだけだった。

 その認識の相違。言葉の不十分からの誤解。それで食い違ってしまっている。2人は。


(…………エルム君)


 このままで良いとは思えない。それは兄さんにとってもエルム君にとっても。


(探さなきゃ……)


 私は今の兄さんに謝られたところで嬉しくない。何も思わない。唯苛つくだけだ。今の兄さんは私を傷付けたって認識すらない。悪いとも思っていない人間からそういう言葉を引き出したってそれで私は救われない。

 それでも、エルム君が傍にいてくれたなら……兄さんはもっと良い方向に変わることが出来る。私は変わった兄さんに謝って欲しいわけじゃない。兄さんがそうなったなら、……私はそれでいい。謝られなくても、兄さんがそれを認識できる人間になれたのなら……その時やっと兄さんを許すことを私に許せるような気がする。

 そう。だからこれはエルム君のためでも兄さんのためでもない。私のため。私が自分の都合でエルム君を利用しようとしている。

 兄さんはエルム君を逃がしちゃいけない。あんな最低な兄さんを、ちゃんと見ようとしてくれる子……今後一生現れるはずがない。

 母さんでさえ兄さんを見ようとしなかった。私だって目を合わせられなかった。肉親ですらそうなのに、どうして赤の他人にそれが出来るの?そんなことがあるのなら、それは奇跡だ。奇跡は二度も起こらない。だから……見失ってはならない。

 兄さんに懐いてるグライド君だって、兄さんを見ているわけではない。彼は兄さんの正体も知らない。見せかけの兄さんを慕っているだけ。それでもあの子は知っている。その上で兄さんを見つめようとしていた子なんだから。

 私は兄さんが大嫌い。殺してやりたいくらいに憎い。だけどずっとそのままでいたいとは……思えないのだ。私自身のためにも、きっと。


 *


 「兄さんっ……!!来てくれたのね!」


 騒ぎのあった店から少し離れた場所で見つけたヴァレスタの姿。夜の闇のその先を見つめる忌々しげなその顔は、全てを知っているようにも見えた。兄さんならあり得る。兄はそういう人間だ。兄さんには私には見えないものが見えているから。


 「…………っち」


 舌打ちながらに私とロイルに背を向けて、踵を返した兄さんの背中は付いて来いと言っているように頼もしく見えた。埃沙の力を借りなければどうにもならないと思ったけれど、兄さんがあれだけ悠々としているということはそれなりの手がかりをもう見つけたって事だろう。


 「行きましょロイル!エルム君を助けなきゃ!」

 「おう!」


 小走りに、兄の背中を私と彼が追う。兄は……兄は、その先で………兄は何故か高そうな茶屋で寛ぎながら紅茶の香りを楽しんでいた。


 「兄さんの馬鹿っ!!何で紅茶なんか啜ってるの!?エルム君はどうしたの!?」

 「黙れ。唾を飛ばすな。茶が不味くなる」


 兄さんをちょっとだけ見直したと思った。だけどそんなことは全然無かった。数秒前の自分を心から恥じ、嫌悪する。そしてそれ以上に私は兄さんを軽蔑する。


 「いいか愚弟に愚妹。無論俺は大凡は察したが、だからこそこうしているのだ」

 「レスタ兄、どういう意味だ?」

 「打つ手無しということだ。大体すべてはあれの勝手な行動が招いたことだ。わざわざこの面倒な時期に揉め事を抱え込むような馬鹿をこの俺が救ってやる義理はない」

 「面倒って……兄さん元はと言えば兄さんが」

 「あれは第二公の手の物だ」


 口を尖らせた私に兄さんが小さく呟いたのは、五公の1人のことだった。


 「第二公っつぅとあれか……なんつったっけ?」

 「……第二島グメーノリアのグメノリア公?なんでそんな方が東裏町なんかに?」


 興味のない事への記憶力が著しく悪いロイルも城での生活で五公とはいろいろあったから流石にこれは覚えていたようだ。が、肝心の名前は駄目だった。そのフォローをしつつ、私も兄へと言葉をぶつける。

 本来辺境伯達は余程のことがなければ自身の収める島から出ない。その使者がこんな物騒な裏町を通るというのもおかしな話。


 「知るか。あの女狐の噂でも聞いて居ても立ってもいられずにやって来たのだろう。第二公はかなりの純血狂いだからな」


 ああ、そうだ。第二島は一番タロックに近い。だからそこを収める第二公はタロック贔屓なところがある。真純血のお姫様が第一島にやって来たとなればお目通りを願おうとするのも頷ける。そして純血好きということは混血嫌いということ。だから第二島がセネトレアで最も混血迫害が過激な土地だ。そんな島から来た人間に連れられていったなら、エルム君は今、一刻を争う危機的状況。


 「それじゃあ尚更、エルム君が危ないじゃない!」


 尚も茶を啜っている兄に噛み付く私をロイルが窘める。どうしてと振り返り、彼の曖昧な表情に私はそれを思い出す。


 「リィナ……」

 「あ……」


 ロイルの髪。兄さんの髪。その色を見比べて、私は気付く。兄さんのは紛い物の黒。見せかけの黒。見せかけの……純血。そうだ。私の兄は……兄さんは純血ではない。エルム君にとっての危険は兄さんへの危険と言い換えてもいい。

 自分の危険と他者の危険を同じ天秤に乗せられる人間なんて、そういない。いるとしてもそんな相手、生涯に何人見つけられるかどうか。


 「……兄さんは、どうしてあの子を拾ったの?」

 「何を唐突に……」


 私は確信している。兄さんは今エルム君を見捨てちゃいけない。彼を失ったら兄さんはもう一生人として最悪の道を突き進む。元々どん底まで最低な人だけど、あの子はほんの少しそんな最低な人間を変えてくれた。

 エルム君は兄さんが天秤に乗せるべき相手だ。私が見ても解る。2人を見ていれば解る。だけど肝心の兄さんがそれに気付かない。認めようとしない。だけど今、私は兄さんを追い立てなければ取り返しの付かないことになる。

 私は今までこの男を人間じゃない、血も涙もない鬼だ悪魔だと思っていた。それでもそうじゃないんだって私にあの子が教えてくれた。こんな最低な男でも、人間なんだ。怒るし悩むし今もこうして迷っている。本人は絶対に認めない。それでも兄さんは今、迷っているんだ。損得勘定が頭の中で口うるさく騒ぎ立てる。そういう風にしか考えられないような生き方をしてきたこの男が、本当に微かでもそんな自分に違和感を感じているのだ。

 見える。私には見える。兄さんは優雅に茶を啜っているように見せかけているだけ。その仮面を引っぺがせば、狼狽えている哀れな男がそこにいる。心を静めるためにそれを飲んでいるだけなのだ。


 「このまま兄さんがここで暢気に茶を啜ってあの子を見捨てるって言うんなら!私が兄さんの秘密をばらすわ!」

 「なっ……!?」

 「あの子を見殺しにして、それで兄さんだけ今まで通りの生活が出来るなんて、そんなの私は認めない!」


 今まで黙っていてあげたのは、私に残っている肉親としての最後の情だ。それでもそれもここまでだ。もし兄さんが彼を見捨てるなら、私は最後の情も投げ捨てる。本当に貴方は私の他人。その最期が惨めなものになるように、ありとあらゆる兄さんの敵に兄さんの正体を触れ回る。そうすれば三日もしない内に、その辺りの路地裏に兄さんの死体が転がることになるだろう。いや、死体さえ残らないかもしれない。骨さえ残るかも怪しい。


 「…………そこまで言うのなら、お前にも考えがあるんだろうなリィナ」

 「ええ、あるわ」


 私も兄さんのやり方は見てきた。唯の脅しに意味はない。ずっと同じネタで人を揺することは不可能だ。だから私はその中に絶対の約束を盛り込んだ。

 人を騙すことはいくらでもする。それが商人というものだ。だけど本物の商人にとって契約とは魂よりも神聖なもの。契約の名の下にかわしたやりとりは絶対である。それが商売の根っこに当たる。

 だから契約を交わすときに商人達はありとあらゆることを聞く。そしてその契約書を吟味し自分にとって不利益なことが無いかどうかをじっくり確かめる。

 それを怠った者が馬鹿。それは騙されて最悪命を落としてもそいつが馬鹿だ。それが商人社会の常識だ。だから兄さんに約束を取り付けられたならば、私はそれを絶対に守らなければならない。それを絶対に守るという前提で、契約は成り立つのだ。その絶対が強力ならばこそ、契約は大きな力に変わる。


 「兄さんがエルム君を迎えに行くなら私は今後一切兄さんの秘密を盾に兄さんを脅さない。兄さんの秘密を墓の下まで持っていく。契約書でも誓約書でも後で何でも書いてあげるわ」


 エルム君を助けに行くことには大きな危険が伴う。最悪死ぬ。でも兄さんはここでエルム君から逃げるなら、私によって窮地に立たせられる。そう、どちらにしても最悪だ。

 兄さんが選ぶのはその二つの最悪か、もう一つの最悪かだ。


 「でも兄さんが、私の口を塞ぐため……今ここで私を殺すというのなら、私も本気で戦うわ」


 矢をつがえる私を見て、ロイルは頭を掻いて……小さく嘆息。そして獲物の対剣を両手に構える。


 「…………、あんま兄貴とはやりたくねぇけど、リィナがやるってんなら俺もやるぜ?」


 やりたくないっていうのはロイルが優しいから。ロイルは血も繋がっていない、この男を兄と慕っている。だから剣を向けることに躊躇いがある。

 それでも戦闘狂としての、ロイルは兄さんと戦いたがっている。たぶんどっちかが死ぬまでとことんやりあいたいと思っている。それがわかるからロイルは兄さんと戦いたがらない。

 けれど私1人では兄さんには敵わない。いくら兄さんが病み上がりでも、私は接近戦に向かない武器だ。間合いに入られては堪らない。だから私を守るために、ロイルはこう言ってくれたのだ。それを見越してあんな事を口にする、私は本当に性格が悪い。胸の中でロイルへの謝罪の言葉を浮かばせる。


 「だってよ、兄さん?病み上がりの兄さんじゃ私達二人相手にするのはきついと思うけど?」

 「その病み上がりに大仕事を持ちかけてきた馬鹿が何を言っているのやら」

 「ええそうね。兄さんが病み上がりだって言うのは百も承知よ」


 三つ目の最悪も、今の兄さんにとっては簡単に越えられる話じゃない。それでも私は兄さんに一つの答えを選ばせなければならない。


 「だから兄さんが、あの子を連れ戻すって言ってくれるなら私もそれを手伝うわ」


 私がこう言うならば、ロイルもやっぱり頷いてくれる。


 「要するに、大暴れ出来るって話だろ?そういうんなら大歓迎だぜ!」

 「…………この愚妹に愚弟が」


 兄さんが思いきり嫌そうに、大げさな溜息を吐く。

 だけど兄さんは選んでくれたようだった。それも当然か。だってそれが一番マシな最悪だろう。難易度が一番低く、そしてもっとも報酬の大きい最悪。


 「あの馬鹿犬をさっさと連れ戻すぞ。帰ったらあのガキを早速懲罰部屋送りにしてくれる」


 全ての苛立ちをエルム君への八つ当たりに責任転嫁計画を企む兄さんの顔は、今朝の兄さんみたいに何処か吹っ切れたように晴れ晴れとしていた。

 その言葉が唯の照れ隠しならまだ可愛いところもあるんだけれど、兄さんだと割と本気でやりかねないからやっぱりしばらく目を光らせておこう。無事にエルム君が戻ってきた後も……


ここからサイトに載せてなかった分。13章の伏線とかさっさと出したい。

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