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停学日記。

作者: 天龍有我

2003-11-27 11:42(PM)


『今日も、明日も、明後日も学校がない……。


それは自分にとっていいことなんだろうか……?


不安なことはいろいろあるけれど……。


これから一人でいることが一番不安だ……。


何も考えることができない……。

自分が今何をやりたいのか、これから何をしたいのか……。

考えられない………なにも分からない……。


ただ一つ分かることは、この小さな囲いの中で僕は無限大の時間を手に入れた……。

それは幸せなんだろうか?

限られた時間の中で無限大の範囲の自由……。


限られた範囲の中で無限大の時間の自由……。


どっちが楽しいんだろう?

どっちが幸せなんだろう……?


これからは吐き気がするほど時間がある……。


どうやって生きよう……?

きっと時間がある時、今しかできないことがあるはずなんだ……。


でも分からない……。


なにも浮かばない……。



時間がある時は、友達の家にいって遊んだり、バイトしたり……。


でも今、手に入れた時間は限られた範囲の中での時間だ……。


なにも楽しいことなんかあるわけがない……。


俺は時間を手に入れてしまったバッカリに自由を失った……。


なにも楽しいわけがない……。


明日の自分は分からない。

でも今の俺には分かるんだ……。

見えてくるよ……。


有り余る時間という海にただ浮かんでいる俺が…。


明日は何回笑えるだろうか………。』

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― 新着の感想 ―
[一言] 生きる場所を限定された時、そこにあるのは有限の時間以上の空しさかもしれませんね。
[一言] 私も船に乗って味わったことがあります。 時間はあるけど、できることが限られている。 これが本当の自由なのか? 疑問を抱きすぎて孤立にまで至ったりすることも… もしかしたら拘置所も同じなんだろ…
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