第六話~トラ、トラ、トラ
ついに出撃した第一次攻撃隊!
―1000―ハワイ海岸沖
「沖田隊長!島が見えてきました!」
制空隊の沖田の二番機を務める坂井三郎一飛曹が無線機で知らせてきた…
「了解だ!坂井よくやったぞ!さすがは航空隊きっての目の持ち主だな!敵戦闘機のほうも見張ってくれよ!」
沖田は坂井に感心しつつ自分も見張りについた。
―ハワイ指令部―
その頃ハワイ太平洋艦隊司令官では第一次攻撃隊269機が近づいているのに気付く者さえいなかった…正確には気づけなかったのだ…
その理由は3日前に帝国陸軍の特殊工作員がハワイに潜入…レーダーを始めハワイ全土の電気系統に細工をしてしまったのでレーダーで発見できないでいるのだ…
―1015―太平洋艦隊指令部
「くそ!レーダーが使用できないのでは敵が攻めてきてもわからんではないか!偵察機は飛ばしてはいるがどうも心配でならん…!」
「ジャップがこなければいいが…」
そう司令官のニミッツ大将が言うと参謀長のレーモンド大佐が口を開いた…
「確かに今ジャップにでも来られるといくらブリキに猿とはいえ今ハワイにいる半数の戦艦、空母等は改装中で航空機も本土から来たばかりで…
どうも稼働率がよくありません…」
「まぁ…そのとうりだ…キングにミットウェーを任せたが
万が一負けでもするか間に合わなかったら戦力的に大きく落ちジャップはミットウェーから航空機でハワイを狙う事も可能になる…」
ニミッツ大将は困っていた…それもそのはずた日本は長距離輸送機や海上輸送を可能にしており半永続的に維持する事ができいつでもハワイを狙えるからだ…
ニミッツはコーヒーを片手に空を見上げた…
―1100―真珠湾―
第一次攻撃隊は遂に太平洋艦隊の停泊する軍港を発見した…!
発見した沖田大佐はバンクして「突撃」の合図をおくった…!
その直後連合艦隊司令官山本大将の元へ一通の電報が届いた…
「トラ、トラ、トラ、我レ奇襲ニ成功セリ!!」
それを見た山本大将は「ついに始まったな」と呟いて命令をだした…!
「全艦出撃!」
こうして戦いの幕は切って落とされた…!
大日本帝国の繁栄生存を掛けた戦いが…
次回真珠湾を爆撃します(^o^)