初作(最終作)
見てくれてありがとうございます。あ、部屋暗くしてみると私の意図が伝わりやすいかも。
「なんだろう。フクロウ?何か声が聞こえる」
1
「ここで、ちぃと不思議な話をひとつ。
私が通っていた大学には、ちょっと変わったサークルがありましてね。名前は伏せますが、まぁ、怪談好きが集まる連中でして。
ある晩、夏の終わりの蒸し暑い夜でしたかねぇ。お墓へ肝試しに行った後、百物語に似たことをやろうって話になったんです。
百物語ってのは、まぁご存知でしょう? 一人一話ずつ怪談を語って、百話目に“本物”が現れるっていう、あれです。
で、彼らはそれにアレンジ加えて、夜通し語り、語り終えたら、その話を紙に書いて、封筒やらなんやらに入れて、まとめて火で焚いて供養する。なかなか風流なもんでしょ?
ところがですよ。燃やしたあと、もう一度怪談をした部屋へと戻ったら参加したメンバーが次々と……死んだんです。不審死ってやつでね。事故でも病気でもない。現場はまるで何かに取り憑かれて暴れたような、そこらじゅうに爪痕がついてたって。
噂ではね、百物語の百話目のように“本物”を呼んじまったんじゃないかって。」
2
「ある地域に伝わる葬儀後の儀式についてお話ししましょう。
その地域では、通夜と葬式の翌朝、故人の家に人々が集まります。始まりの合図は「ほぅほー ほぅほー」という掛け声。参加者は順番に話を披露します。内容は怪談でも笑い話でも構いません。
ただし、一人だけ特別な役割を担う者がいます。その者は開始前に水分を摂り、話の間ずっと手鏡を見続けなければならない。儀式の終わりには、どこからともなく お楽しみいただけましたか と声が響きます。そして鏡に映った“何か”だけが答えるのです。その後、話を紙に書き出し、鏡を見ていた者には感謝の言葉を書かせ、それらを袋に封じて仏前に供養します。鏡を見ていた者は神職や僧侶によるお祓いを受ける。これは、霊との接触による憑依への処置と見られます。
目的は故人との交流とされていますが、実際には“近くにいる霊”が憑依している可能性が高いと考えられます。」
「さてさて、気分転換にそれに関連した小話でも。
その地域には、かつて二つの村があったんです。今は一つしか残っていません。消えた村について、最年長の村人に話を聞きました。曰く、現在の大墓地の半分は、かつてその村があった場所だと。ある日、その村で例の儀式が行われていたんですが、突然、参加者全員が狂って死んだ。近くにいた者も叫び声を聞いて死んだ。連鎖的に死が広がり、村は滅びたんです。その年長者は、仏像を抱えて逃げてきた僧侶から話を聞いたそうです。
私の考察ですが、最初の鳥のような掛け声は霊に「夜だ」と誤認させるためのもの。水分摂取と手鏡は、霊をその者に憑依させる装置です。
通夜にて同様の儀式をしないことからも、目的は故人との交流ですが、鏡を持たせた者に周囲の霊を憑依させ、間接的に故人と交流する。そんな感じなのでしょう。紙に書く、封をする、お祓いをする――これらは憑依されたものへのお祓いのような手段でしょう。
近くに墓地があったということになるだろうし、もし貸したら鏡の者に大量の霊が入り、キャパオーバーになったのかもしれませんね。またそれのオンライン形式にもこんな話が,,,」
ガタッ
「先生ー 話が脱線しまくってまーす」
3
うちの家の話
0001 名無しさん 20///01/11(金) 10:10:10,10
うちの家ってかなり田舎なんだけどさ、なんか特殊な風習があって、亡くなった方をしのぶために百物語的な感じでいろんな話をするらしいのね。儀式みたいな感じで。で、うちの家もおんなじように自分のおじいちゃんを偲ぶために、親戚でやろうってなって。でも集まるのが厳しいってなって。で、オンラインでやろうって。自分は絶賛反抗期でやんなかったけど。いざ始まった。そしたら参加者のほとんどがあるタイミングで亡くなったぽくて、そのタイミングで席を外してたおばあちゃんだけ助かって。おばあちゃんによると亡くなった親戚の部屋のほとんどが荒れてて、でその状況が昔おばあちゃんが聞いた、儀式の失敗した時と似てるんだって。おばあちゃんそれからずっとブツブツ独り言言ってて、聞き取れたのは、「まさかオンラインでも霊がとりつくなんて」「思ってもいなかった」「用意なんてするわけない」みたいな。最近の霊ってネットにも強いのかな?今ある情報だけ見るとオンラインならとたかを括って何かを準備しなかったせいで霊が取り憑いてみんな⚪︎んじゃったみたいに推理できるんだけど、、、
0002 名無しさん 20///01/18(金) 10:10:10,10
ピッタリ1週間誰も反応してねぇ(°_°)
かなり微妙な完成度と何を聞きたいのかわからん最後...
一周回って実話みを感じる...
お楽しみいただけましたか?
言いたいことというか、伝えたいことというか、うまく伝わりましたかね?
罰ゲームで書いたので元々こういった趣味があったわけでも才能があるわけでもないので非常に心配です。