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カステリア視点



私はカステリア。リアーナ様の侍女です。

リアーナ様が女王陛下になられまして

私を侍女にと、それはそれはとてもとてもとーってもありがたいご指名を致しきました。


先王の専属ではなく派閥対抗に積極的ではなくリアーナ様と年も近いとのことでお声がかかった様ですが、これは運命以外考えられません。


リアーナ様が結界を張った際、キンっ!と言う音とともに王都にもわずかながらですが、祝福かの如く光が煌めきました。町民も王都のものも歓声やどよめきが響いたことです。守りと癒しの女神とはこのことです。その瞬間から私はリアーナ様の虜になっていました。


私の1日はリアーナ様に始まりリアーナ様に終わります。1にリアーナ様!!10にリアーナ様!!



◇◇◇



リアーナ様がお目覚めになる少し前から、

お召し物や朝のご入浴の支度をします。

はぁ。今日はこちらの薄いピンクかしら、

それとも綺麗な深い紺色かしら、

少し肌寒いかもしれないのでこちらのストールも必要ですね。アクセサリーはやはり白銀の髪と一緒のシルバーでしょうか。

考えだしたらとまりません。よし今日は紺色お召し物にしましょう。


リアーナ様が起きて来られると、

用意した蒸しタオルでお顔を拭かせてもらいます。

はぁ。寝起きなのにどうしてこんなにお美しいのでしょうか。

「今日はすぐに執務室に行くわ。気になる案件もあるもの」

「ご朝食はどう致しましょう」

「そんなにかからないと思うから、その後でいただくわ」


そして朝のご入浴をし、薄く化粧を施し、艶めく髪を整えてます。

「今日は1つにまとめてくれる?」

「では編み込みをして後ろ姿にまとめる様にしますね」

「ありがとう」


そして執務室にへ行かれるとき廊下を歩くと、

護衛隊の演習場の前に差し掛かりました。

リアーナ様が視線をそちらへ向け、小さく手を振っていらっしゃいます。私もそちらへ目を向けるとルベラル様が朝の訓練をしていらっしゃいます。そしてルベラル様は軽く頭を下げ、同じように小さく手をふっておられます。


まぁーーー!なんてお可愛いらしい!

そうですよね!朝食が先だと訓練の時間と重なりませんものね!

そして恥ずかしいから、気にある案件があると嘘を申して…。

リアーナ様もルベラル様もお互いを思いあってるのが、伝わって…熱いです。この廊下5度ほど気温があがりましたか?



先日初めてのルベラル様とのお茶会に同行させてもらいましたが。仲睦まじくとても素敵なお時間でした。

リアーナ様も恥ずかしがっていらっしゃっり、なんてお可愛いお顔を…。想いを伝え合うの場に立ち会えて大変光栄でした。はぁー萌え死にます。萌えの極みです。


一見冷静そうに何事も落ち着いて対応なさるリアーナ様ですが、ルベラル様の前ではとっっっても乙女です。そのお姿を私の心の絵に描き残しましたからね!!


そしてリアーナ様は執務室へ向かいます。少し頬が赤かったので、お声をかけてみました。

「お飲み物でもどうですか?」

「ああ。そうねありがと。少し熱いわね。冷たいものがいいわ」

それはあなた様の周りだけ気温が上昇中なのですよ。


「それよりやっぱり、髪を上げて顔を出すのは恥ずかしいわね」

「それはリアーナ様が朝ご希望された髪型ですが?どこかお直し致しましょうか?」

「いえっこのままでいいのよ。この前のお茶会で最後倒れた時、帽子をとったらルベラル様がお顔が見えた方が…なんておっしゃるから髪は邪魔かと思って。でもあまり上げすぎるのも恥ずかしいわね」


えええールベラル様のために!私は口を手で覆って絶叫を抑えた。そそれはリアーナ様の可愛らしいお顔をじっくり見たいからではないの?!そうよ!そうだわ!あぁ!尊い!


それから崩れた顔を真顔に戻して

「リアーナ様はどんなお顔もお綺麗ですよ。ルベラル様もお帽子で隠されるよりかは全て見ていたいのではないでしょうか?」

「なっ!そそそそそんなあ、ことは」

…あるでしょう!!そうでしょう!

私はリアーナ様の手を握り

「私はリアーナ様の美しさを引き立てる髪を何十通りも考えますので、どんどんその美しさを輝かせてください」

と真剣な顔で宣言した。

リアーナ様は少し口は引き攣っているが

「お、お願いしますねカステリア」


さぁ。私のリアーナ様を磨きに磨いて、

ルベラル様ももっと骨抜きにするわ!

はぁ。私の萌え活!

今日何度目かの幸せのため息が漏れ出た。




なかなか話が前にすすみません。

誤字脱字すみません。

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