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幕間(まくあい)と読むらしい プラチナのちょっといい話

このお話はローズがトレセンに入厩したばかりのお話です。


「ローズお疲れ様、頑張ったな 今日はパパが

体洗ってやるからな」


『わ~い よろしくね パパ』


体を綺麗に洗った後は風邪ひかないように乾いたタオルで

優しく水分を乾かす。


そして丁寧にブラッシング


「気持ちいいよ~ あとローズねあれが欲しい」


「ああ、いいよ どれがいい」


『今日はね 桃がいいな』


ローズに言われてバックから取り出したのは、


「はい、ローズ 口に入れるよ」


は~い と言いながら入れやすいように口を開ける


『あ~ん ウン 美味しいね、 この飴』


そう飴だ それも競走馬にも与えていい飴で

DRAの承認も受けている 糖分が多いので糖尿病の原因にも

なるらしいから糖分控えめで無添加、無着色の果汁100パーセント使用

味は桃とイチゴとリンゴの3種類


ローズが飴をなめていると 周りに調教を終えて厩舎に戻ってきた

2歳牝馬の娘達が馬(鈴)なりになって俺は囲まれていた。

馬の嗅覚は、人間の1000倍と敏感です。


「いいな~ローズ 美味しそうな匂いがするよ~」


「私も ほしいな~」


乙女たちは食事前でお腹空いているようで俺の前に整列して

飴をねだる


しょうがないので俺はお嬢様たちの注文を聞いて飴を

口の中へいれてあげる


「う~ん 運動して疲れた後の甘いものは美味しいよね」


「同感だね、あ、私 リンゴでお願いします」


調教師の皆さんも乙女たちを見ながら


「やっぱり 牝馬でも 飴は好物のようだ

今までなら人参かリンゴを与える

しかなかったからな」


後日競馬場のグッズ売り場で可愛いいデフォルメイラスト付きの飴を

売り出したところ来場したお客さんの大人気商品になり

開門と同時に売り場に来るファンが増えたそうだ。


飴の袋のイラスト可愛いいからな キャラはメリーローズと

牡馬はプラチナのイラストで俺が牧場へ持ち帰り

2頭から意見を聞いて商品化しました。DRAマーク付きです。

プラチナはミントの飴が気にいったらしい


ここで、プラチナの話題をひとつ


プラチナは6歳で引退して種牡馬になった。

現役の時G1を6勝している優秀な馬だ。


プラチナは人には甘えず厩務員、調教師の指示は

気に入らないと従わない

賢い馬なので自分で判断することが多い


レースでも騎手が手綱で指示しても自分で判断して

進路を変えたり脚質も変幻自在で逃げから追い込みまでこなす

騎手泣かせの馬であるがファンからの人気は高く


「アイツなら途中までビリでもいつのまにやら 大外まくり

先頭でゴールしてるからな アイツから目が離せない」


俺があいつのことで思い出すのは引退の前の年のG1阪神タカラ記念かな


そのレースでもパドックでは馬同士で念話で会話してるので

そのレース俺は万馬券を手にしている

3頭を軸にしたオッズは凄い倍率だったからな


そのレースで勝ったのはその年で引退する7歳馬

4歳でG1馬になったが、それ以来G1勝利はない

2着も3着も同じような古馬の馬たち


プラチナは今日のレースは順位に関係なく

後方からゆっくりと若手の指導でもするわ

と言い放ったが誰も止めない止められない


プラチナは有言実行する馬


ゲートで立ち上がり2秒ほど出遅れる 騎手は既に涙目

お客は、ため息と歓声で普通この場合は、はずれ

馬券が宙を舞い 怒号が飛び交うがなぜかプラチナの場合は

まあ、しょうがないかですまされる


騎手は出遅れた後に何とか走るようになだめているが

とうのプラチナは素知らぬふりでパドックでの言葉どうり

後方から若手の指導にいく


ある馬には、


「お前の脚質は先行だろ どうしてこんな

最後方にいるもっと前へ出ろと指導」


スタートで遅れた馬には、


「フライング気味でスタートするイメージを持てと指導」


※馬が自分でゲートを開けるとフライングになりスタート

 やり直しになります。


最後の直線では、差しと追い込み馬には、

俺が手本を見せてやるぞとスパートをかけ

残り100メートルの標識までは、スパートをかけるが

その後は失速してほかの馬に抜かれていく



騎手に鞭を使われても走らず 最後はビリで悠々とゴールする


先輩には、花をもたせ若手の指導をするプラチナ

だから若い牡馬も牝馬もあの漢気に惚れるのだろうな


俺もやつのことを嫌いになったことはないし

ファンの多くは まあ、プラチナだからで諦めるし


俺の競馬人生のなかでもメリーとプラチナは

最高の馬だ。



次回からはローズの2歳馬戦がやっと始まります。

休みが終わり仕事してました。

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