表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハザマ~高校生男子は異世界で精霊に愛され無自覚無双~  作者: 木賊
第6章 勇者の剣と記憶
146/202

137話 大群来る

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

ちょっと短いです。

「避難指示が出たわ!」


朝、俺は呑気に朝食のパンとサラダを食べていて、子どもたちは広間で字を書く勉強をしていてそれをグランが見ていると、誰かが孤児院に来て玄関に向かったローエがそう言いながら広間に戻ってきた。

避難指示・・・ってことは、「魔物の大群」が出たってことか!

やっぱりあのレイスが出たのは「大群」の前兆だったんだ・・・!


「さ!皆準備して!」

「「「「はーい!」」」」

ローエの号令に子どもたちと俺が返事して、子どもたちはいそいそと子供部屋に向かってグランは部屋へ荷物を取りに向かい、俺はローエが向かったキッチンへ移動した。

俺は例によってほぼ全ての荷物はリンクに入れているから荷物を取りに行かなくていいのだ。

そして前回のことから、食料をリンクに入れる作業をやった方がいいことを察知していた俺はローエがものすごい勢いで作る料理をできた側からリンクに入れていくことにした。

ローエは俺が料理をリンクに入れていくためにキッチンに来たのがわかったようで「ありがとう」と言ってものすごい勢いで料理を作り出した。


俺は料理を入れていく間にパンや果物などそのままでも食べられるものをキッチンの横にある小さな食料庫からリンクに移していった。

おっと、ついでにキッチンの隅に生えている"伝説の茸"もいい感じに生えてるから収穫しておこう。


「イオリ、俺の荷物をお前のリンクに入れといてくれ。」

しばらくして荷物をまとめたグランがキッチンに来て俺に荷物を渡してきた。

「お、おお。なんで俺の荷物に?」

「ローエたちを町の教会に送ったらどうせ前みたいにレベルABはギルドに呼ばれるだろうからな。そうなると俺とお前が一緒に行動することになるだろうし。」

そういやあ、前は俺レベルCなのにギルマスに呼ばれたっけ。

俺はレベルBになったから呼ばれるわな。


『むふふふ!いやあ~、今日はイオリの戦いをまた見れるのか!最高かよ!』

俺の肩に乗ったストーカーは飛び上がって喜んでいる。

今日の俺の担当?はストーカーである。

『それにしても偶然(・・)今日イオリの担当でよかったよかった!それにたまたま(・・・・)高性能カメラも用意できたからきっとイオリの戦いっぷりもあますことなくネットワークに垂れ流せるね!』

それを聞いて俺は半目になる。

そうかよ・・・偶然、たまたまね。

孤児院で俺はいつも皆の前でも普通に精霊と話しているが、精霊に話しかけているとわかるように精霊のいる方向を見て○○の精霊と主語をつけるようにしている。

「おいこらストーカー。お前今日来るってわかってたな?いつからわかってた?」

俺が情報の精霊のことをストーカーと呼んでいるのは孤児院の皆知っている。

意味は「本人の同意なくつきまとう迷惑者」のことだと説明したら精霊は神聖視されているから「精霊がそんなことするわけない」と信じてもらえてない。解せぬ。

『なんのことだい?僕はたまたま1ヶ月前に今日の担当の精霊と代わってもらっただけだよ。』

「は!?そんな前から知ってたんかよ!なんで俺に教えてくれないんだよ!?」

『そんなの・・・サ・プ・ラ・イ・ズ☆』


ズザアッ


「おい、どうしたイオリ!?急に膝から崩れ落ちて。」

「ご、ごめん・・・。ちょっとあまりにウザすぎる精霊によるウザすぎセリフを聞いてしまって心が折れただけだから。」

グランはなにを言ってんだとという顔になっていたが今はストーカー被害を訴えている場合ではない。

こうしている間にもローエが作った料理が目の前に山積みされているからね!

俺はその後無心になって料理をリンクに入れていって無心になってローエと子どもたちをグランと共に町の教会に送ってった。


ギルドに向かう途中で町の様子を見ると、町は前より外に出ている人が少なくてすでに戸締まりしているところも多い。

「イベントもやってるから人がいつもより多いはずなのになんで前より出ている人が少ないんだろう?」

「前より巡回している兵士の数が多いし騎士まで巡回しているな。ということは・・・もしかして。」

グランはなにかを察したようで苦い顔をした。

「え?どうしたグラン?」

申し訳ないけど俺は経験値が少なすぎてさっぱりだ。

首を傾げてグランを見たが、グランは「とにかくギルドに行ってギルマスの話を聞かねえと」と言った。


ハンターズギルドは前回と同じくらいハンターたちで溢れていて、いずれも「大群」発見で集まったレベルABがいて、力になりたいと自ら来たレベルCが少しだけどいた。

「よ、グランにイオリ来たか!」

他のハンターたちと話していたギルマスは俺を見るとニヤッと笑って話しかけてきた。

「あ、イオリだ。」

「イオリがいるなら大丈夫だな。」

「頑張れよ!」

ギルドにいたハンターたちも俺に気がついて口々にそう言ってきた。

頑張れよって言ったハンターは明らかに俺に任せる気満々だなおい。

あんたも頑張んなさいよ!


ギルマスが奥の部屋で詳しいことを説明してくれるということでギルマスの部屋に移動した。


「ギルマス、今回も騎士たちと合同でやることになるのか?」

「おうそうだ。詳しい説明は騎士団長様が教えてくれるだろうが、その前にちょっと簡単な説明をしとくぞ。」

ギルマスはそう言って頭を掻いた。

「実は前の「大群」より規模は大きくないようだが、ルートが悪いようなんだ。」

「ルートが悪い?」


「どうやら今回のルートはまっすぐこの町に来るようでな。」

「「!?」」

そこではっとした。

だから町中に兵士や騎士の巡回しているの姿が多かったのか!

グランがさっき「もしかして」と言っていたのはこのことを考えてたのか?

グランをチラッと見ると俺の考えが合っていたようで真剣な目をして頷いていた。

「まあ、前回の「大群」の時と同様にお前の空間魔法で魔物を魔界に送る方法を今回もやることになるだろうな。この後すぐに西の草原に向かって騎士たちと合流することになっているが、そん時にイオリは騎士団長様から直々に話があると思うからそのつもりでいろよ。」

「わかった。」

まあ、確かに前回の方法がこっちは安全だから今回もやるようになるだろう。

そうなれば、空間の精霊に話をつけとかないといけないな。


『ぬぬ!・・・イオリ、生配信を見ていた空間の精霊のひとりから連絡がきて協力すると言ってるぞ。』

連絡・・・?

空間の精霊の協力は大変ありがたいが連絡ってなんだ連絡って!

アレか?お前らスマホ持ってんのか?


「ん?どうしたイオリ、変な顔をして。」

俺の半目に気づいたギルマスに言われて俺は慌ててなんでもないと誤魔化した。

「な、なんでもないよ。俺は問題ないから今回も空間魔法で魔物を魔界に帰す方法でやるのはいいと思うよ。」


しばらくしてレベルABや希望者が集まったということで、西の草原に向かうことになった。




これから山場に入りますが、もうひとつ連載している奴もちょっといいところなので先にそっちを集中的に書いてからこちらに集中しようと考えまして、1~2週間ほどこちらをお休みすることにします。

楽しみにしていただけるとありがたいです。


1月20日、思ったよりもうひとつのが区切りのいいところが長引きそうで、どうやら今月中にこちらを再開できないかもしれません。

待っている方はもう少し待っていただけるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ