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零話、序章(プロローグ)
主人公の戦いの始まりの話。
数分前は、何時もの日常が広がっていた・・・。
少年は周りを見回す、何時も両親と妹とで楽しく会話をしながら食事をしたテーブルとイス、皆で楽しく見たテレビ、妹と一緒に座り膝枕をして一緒に居眠りをしたソファが、今では赤黒い血で染まっていた。
少年は息を殺してテレビの置いてある棚の裏側に隠れていた、少年は妹を抱えて声を出さないように指示し棚からそっと顔を半分出す、そこにはテーブルの上に母親、ソファの上に父親が無残な姿になっていた。
少年はさらに強く妹を抱きしめた、妹も必死に声を殺していた、少年の胸元は妹の涙でビショビショになっていたが少年は優しく妹の頭を撫でた。
すると、いきなり身を隠していた棚が倒れて少年と妹は丸見えの状態になり、目の前には自信の身の丈ほどの刀を持った男が立っていた。
少年はとっさに妹を庇い、その瞬間少年の背中に激痛が走り、少年は気を失った。
次から学園編に入りますので、どうか次も読んでいただけるとありがたいです。
これからもよろしくお願いします。