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夏生詩集2

花びら

作者: 夏生

花びら舞い上がり

視線の先は空の青


下は花びらの

花びらだったものの

成れの果てが


上がれば落ちる

落ちれば踏まれる

千切れて朽ちて

消えていく


それでも一年経てば

見事な返り咲き

他を圧倒する絢爛みせる


落ちても嘆くな

踏まれても憐れむな

再びの開花は訪れる


長い月日寒さに震え

暑さに耐えて

自らできることに

精一杯を捧げて


もうだめだ!と

心身ともに叫ぶとき

花は咲く


人もきっと

花びらはふわりと

ささやく


あきらめ、の言葉を

胸の奥にしまって

再び、の一歩を踏み出した









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