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遺稿

作者:緋色友架
 木口舞は、1本の原稿に対し、複雑な思いを抱いていた。
 ライトノベル編集者である舞の元に送り届けられた、新人賞の原稿。藍色友忌という作家志望者の作品『遺稿』。幾度となく原稿を送りつけてきた彼の、そのライトノベルらしくない題名に、舞はなにかを感じていたのだった。いくら読んでも駄作にしか思えないそれが、しかし、1本のニュースによって、異常な意味を孕んでいくことになる…………。

※この作品はフィクションです。実在の人物・事件・団体とは一切関係ありません。
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