表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

昨日の宙

作者: PANILLA

 こんにちは。パニクる者パニラーと申します。

 未熟な文章ですが、伝えたいことは伝わるような作品にしたいと思いますので長い目で見守ってください。


「ねえ……昨日の空の色、覚えてる?」


 そんなの気にしていなかった。

 そう自分が言うと、彼女は「そっか……」とだけ言って黙り込む。

 空の色なんか気にしたことなかった。そもそもそんな日常で当たり前のことをいちいち考えたことすらなかったかもしれない。


「昨日はね、綺麗な夕焼け空だったよ。一昨日は少し日が暮れるのが早くて、その前はどんより曇ってた」


 そう言う彼女の表情は笑顔ではあるがどこか曇って見えた。


「君にはさ、今日の空……どんなふうに見えてる?」


 改めて遠くの空を見つめる。太陽が沈みかけていて、その光が赤く染まってあたりを今も照らしている。

 間違いなく綺麗な空。それが一番しっくりくる答えだった。


「うん。本当に綺麗だよね」


 その旨を伝えると今度はそう返して、彼女は微笑んだ。

 そして、その表情もまた、とても輝いて見えた。


 ――伝えるのは今しかないかもしれない。




 そう。自分は、彼女の――





 いつもと変わらない日常。それはふとしたことで簡単に崩れ去ってしまう。

 そんなこと、ありえないかもしれない。

 けれど……自分たちにはそれこそがそうだったんだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ