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テスト?!パニック☆☆

作者: 芭瑠堵


私、田野部 美香は

人生最大の危機が訪れたのでした…。


「田野部…なんだ、これは?」


「私のテストです」


「そんなことは聞いていない。

 …この点数は何だと聞いているんだ!!!」


ドガーン!!


今、まさに担任の和馬が雷を落とした。

それもぞのはず、なんたって私のテストの点数は……。


「…まったく、どうやったら0点などという数字がとれるのか

 教えてもらいたいものだ!」


「あははー…先生なら特別タダで教えますよ?」


「怒っているのがわからないかね!!」


「ひぃぃ、すいません…」


…今は冗談は通じないらしい。

まぁ、あたりまえだけれどね…。


この後もこってりと絞られた。






「はぁーやっと解放された」


長々、3時間弱はお説教をくらった。

あの先生は、そーいうの好きだからなぁー。

……わかってます!自分が一番悪いくらいね!!

って誰に向かって言ってるんだろ…。


脱力しきった足を引きひき、校門からでると予想外なものに衝突する。


「フガッ?!」


…えぇ、そうですとも

表現ではなく、"本当に"衝突しましたとも…物でなく者にね…。


「ってなぁ。ぶつかんなよ!」


「あたたッ…だ、大紀?」


「おう、そうだ…よっ!」


「あだっ?!」


ぶつかった時の痛さが去らないうちに今度は頭にきた。

大紀がチョップしたのである。


「なにすんのっ?!」


「お前が謝らないのがいけないんだよ」


「だからってチョップはないだろうに…グスン」


「あーはいはい、泣きまねしたって無駄ですよ?」


「ちっ、その手は利かないか…」


「…変な手を考えないで帰るぞ!」


「へーい、了解☆」


変なやり取りをしつつ…ってか

大紀との会話っていつもこんなかんじだけどね。

えっ?漫才みたいだって??

そりゃー漫才やってるもの!


「してねぇーっつうの!!」


バシコッ


「痛いって!心のアナウンスにまでツッコミしないでよ!!」


「何がアナウンスだ。

 読者にボケてんじゃねーよ。ばーか、置いてくぞ」


「待ってくれやぁ〜愛しの大ちゃん!」


「"愛し"がよけーだっ!!」


…まー、このやり取りはいったん終了して!!

話が進まないからね。

私たちは帰路を行く。

そして、よーやく真面目な話へ…。


「和馬に怒られるほどの点数って、お前いくつとったんだよ?」


「(199+1+381+19−300)÷2−150点だよ?」


「0点ねーへぇ…って、どんだけの点数取ってるんだよ?!

 いや、取れてねぇんだよ!!」


「つか、計算速いよ!!

 頑張って考えたのにぃぃ〜」


「悪かったな、暗算は得意なんだよ!

 …そんな事を考えるんだったら、真面目にテスト受けるよ?!

 何考えてるんだ…お前は」


こ、怖いって大紀…。

お願いだから、そんな顔で近づかないでぇー。


「だって、しょうがないもん!」


「はっ、お決まりの回答ずれてましたー何て言うなよな…」


「うわっすごい!?なんでわかるの?」


「既に決まり済みかよっ?!」


あははっ、ナイスツッコミやねー。

さすが私の相方や!!


「誰もお前の相方になったつもりはない」


「イヤン、再度の心読み禁止☆」


「気色悪いからヤメレ…」


「分かってる…自分でやってキモかった…うぇ」


「だったら、やるなよ。」


そんな漫ざ…こほん、会話をしていた私たちであった。



くだらない事をしている間に家についた。


「あーあー、もう着いちゃったのか。

 時は早いもんだ…」


「しみじみ言うなよ…。半分…いや、99.99…以下略%以上はお前のせいで時間


が経ったんだろうが!!」


呆れた風に言った大紀は、かなり疲労が溜まってるらしい。

鈍感な私でもわかるくらいに!


「でさ、お前どーするんだよ?

 こんな点数とったら単位、危ういだろ?」


「そのとおりでございます…」


「だったら、次の再テストで満点とる勢いがなくちゃな」


「うぇっ?!そ、そんなの無理ってモンでしょう?旦那!!」


「(…無視)たくよー、そんな事じゃ本当に単位落として留年すんぞ?お前…」


「(はぁぅ、無視された…)そーだけど…」


仮にも0点とった頭をなめるなよ!!

…ってえばれる事じゃないけどさーぁーあー。



「…そんなの幼馴染としてみっともねーから、手伝ってやるよ?」


「えっ?!マジでっすか」


「あぁ、本当だ。

 なんだよ…嘘の方がいいかぁ?」


「いえいえ、豚でもございませんよ?大紀様々♪」


「変換ミスすんなよ…」


「わわっ、本当だ!!」


「はぁー先が思いやられるぜ」


「え、でも待って!変換ミスしたのは作者である芭瑠堵であって

 私じゃないんですけど?!?!」


「いーんだよ。

 それくらい、"馬鹿"だって言いたいんだろ?作者は」


「うっ…痛い所を突付かれて、更にえぐりパンチして塩を塗りたくった感じのダメー


ジがっ!?」


「わけわかんねぇー表現使うなって…」


「あれ、分からない?馬鹿だなー大紀は」


「…やっぱ、この話はなかったことにしよう…」


「あーあー!!まってくださぃ〜冗談ですって本当に行かないでぇぇ」


酷い仕打ちに、涙がチョチョぎれるぅぅぅ〜。



「泣くな!鼻水たらすな汚い!!

 わかったから、鼻かめよっ」


ぶちーんっ

大紀がくれたちり紙で鼻を盛大にかんだ。


「ぶはぁースッキリちた!」


「少しは女もった方がいいぞ?」


「ま、ええやなかー。

 その方が面白と鯛」


「…はいはい、変な方言は慎め!そっち方面の人に失礼だろ?!

 それと、同じ漢字ミスはやめぃ…」


「えー面白いのに…てかまた作者ミスを私のせいにするし…」


「ごちゃごちゃ言わない!

 だーもう!話がだいぶズレただろうが!!」


確かにそーだねぇー……何の話してたんだっけ???


「くそ、俺まで忘れただろ!!」


「だーかーらー、心読むなーお前は読心術者かぁーっ!」


「どーでもいい!そんな事…。

 そうだ!テストを手伝いって話だよ!!

 しょーがないからお前がテスト満点とれるくらいの実力がつくまで面倒見てやる。


 覚悟しろよ?」


「うぅー…その不適な笑みが怖いッス」


「いーか。

 絶対、嫌がろうとそうやると俺は決めたから

 徹底的に仕込んでやる!!い・い・な?」


「は、はいぃ…」


「わかればいいんだよ。

 じゃ、明日な!」


大紀の迫力に負けた私は、肯定の返事を出してしまった!?

あぁぁぁ〜一生の不覚っ!!

そんな心情を読み取ってるや否や、ニコニコして帰っていった。


明日からどんな事が私に待ち構えているか……続く!!



















































えっ?…もう、これで終わり?!?!


あぁ、短編ってやつですかぁ?


なるほどーってこの先の展開はどうなるよ!


まさか、読者の想像におまかせってパターンですかぃ。


……まー、たぶん満点とってグットエンドだよね♪


切実にそうなる事を私は希望しますょ!!


あーはいよ、わかってる


私の努力次第ですね!!!!!!!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 美香が果てしなくおバカで面白かったよ〜大ちゃんもいい性格してる!!漫才を繰り広げる二人が大好きだ!!笑いながら読ませていただきました〜!!誤字とかには気をつければ満点だったかなぁ?次回作も期…
[一言] とても、面白く読ませていただきました。 ぜひ、続編も見たいなーとおもいました。
[一言] 誤字あったょ♪
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