表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

200文字で行こう!

言葉に嘘は無いけれど…【200文字】

作者: 薄桜

「乾杯」


酷暑を過ぎた心地良い風の通るベランダで、冷えたビールのグラスを合わせると、高く涼やかな音が響いた。


「あ~っ、先越されたよー」


近々結婚する友に、お祝いと称して家に招いた飲みの席、冗談半分に本音を零すと、


「ブーケ掴まえて下さい」


彼女はいつもの笑みだから、


「はーい、頑張ります」


私もいつも通りに笑う。





「あのさ……おめでと」


傾けるグラスの中身と、同じ色した細く脆そうな月の下。


私、素直に言えた…よね?

女の子2人。

仲良しでも、内心は時々ちょっと複雑だったり・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
[良い点] ・結婚する友人を祝うというあたたかさと、どこかで感じている悔しさを表現した作品。漏らされた本音に対して、それに気付きつつもいつものように接し受け流す友人の心遣いが感じられた。 ・女性が持つ…
2011/09/08 14:44 退会済み
管理
[良い点] 切ないが伝わってくるお話ですね。 素敵な時間でした。
2011/08/28 22:40 退会済み
管理
[良い点] リアル心理! あるある感が素晴らしい(笑) 三日月に心情を重ねて飾りにしていない点。 [気になる点] 「ブーケ掴まえて下さい」 はちょっと言い方冷たいかな? [一言] これはただただ面白…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ