アウトオブあーかい部! 〜部室棟 乙女の干物 集まりて 怠惰を極め 綴るは実績 電子の海へ あゝあーかい部〜 83話 200レタス
ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図女学院。
そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。
あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。
『アウトオブあーかい部!』は、そんなあーかい部のみんなの活動記録外のお話……。
ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図女学院。
そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。
あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。
『アウトオブあーかい部!』は、そんなあーかい部のみんなの活動記録外のお話……。
池図女学院部室棟、あーかい部部室。
……ではなくあさぎのお隣さんであり白ちゃんの妹、モーラの家。
日曜日の朝、モーラが自室で微睡んでいると、軽快なインターホンの音が来客を知らせた。
「んむ……、だぁれぇ……?」
重たい目をこすってドアを開けると、今にもはち切れそうなレジ袋を両手に持って汗だくになったあさぎが立っていた。
「……良い子なら他当たりな〜?」
「じゃあ悪い子で。」
「秋田へお帰り
モーラがドアを閉めようとすると、あさぎは豪快に片足でドアを押さえつけた。
「……冗談だって。」
モーラはあさぎのレジ袋を1つ持って自室に招き入れた。
「ほへえぇ疲れた……。」
「何買ってきたん?」
あさぎが置いたレジ袋を漁ると、中には小麦粉やらバターをはじめとしたお菓子の材料が所狭しと詰め込まれていた。
「そういえばもうすぐクリスマスか〜♪」
「あと半年くらいでね……。謎のクリスマス推しなんなの?」
「おん!?大人がサンタさん信じてたら悪いか?」
「いや、信じるか信じないかは貴方次第だけどさ。」
2人は流れるような手つきで食材を袋から出しては冷蔵庫に陳列していった。
「そっか〜、クリスマスじゃないなら母の日か〜♪いんやぁ〜、良い娘を持ったもんだぁ♪」
「いや年近すぎでしょ。」
「おおっと、その発言は浅はかだぞあさぎくん。世界には年下のバーテンダーを『ママ』と呼ぶ国もあってだねえ……、
「へえ〜、日本っていう国があるなんて世界は広いね。」
「そうだろうあさぎくん?なんと、かの日本ではバレンタインデーに菓子を贈る奇習があるらしい……!」
「海の向こうではお花なんだっけ?」
「貰っても困るんだけどね……たはは。」
「貰ったことあるんだ……。」
「なにおう!?これでも風来坊時代はプレゼントに事欠いたことはないんだぞぉ!?」
「鉛玉とか?」
「な、なぜ知っている……!?」
「そこはお花であってよ……。」
食材を移し終えた2人はボウルやら泡立て器やらを洗い終え、腰に手を当て揃って深く息を吐いた。
「「ふぅ……。」」
「……さて、と。何のケーキ作んの?」
「理由とか聞かないんだ。」
「聞いたとこで腹にケーキ捩じ込まれる未来は回避できないんでしょ?」
「こんな身近なところに予知能力者がいたとは……。」
「フッ……、あさぎは次に、『エプロンしとく?』と言う……ッ!」
「モーラ姉、エプロンしとく?…………、はっ!?」
2人はキッチンに備え付けていたエプロンをそれぞれ着用した。
「じゃあまあ、初心者だしカップケーキを作っていくわけだけど
「かかかかっ、カップケーキぃ!?」
モーラはGでも見つけてしまった時のように部屋の隅っこに飛び退いた。
「そんなにトラウマになるくらいならまとめ買いしなきゃ良いのに……。」
「だって安いんだもん……。」
「はぁ。……ま、今回はちょっと変わった味付けだからさ?」
「変わった味付け……?」
あさぎはさっき冷蔵庫に入れた大入りの黒糖の袋を取り出した。
「あ!黒糖じゃん懐かし〜♪」
「モーラ姉、黒糖食べたことあんの?」
「あるある!母さんのケーキの隠し味なんだよね〜。」
「 」
「……どしたん?鳩が鉛玉喰らったようなお顔しちゃって。」
「……いや、モーラ姉……知ってたの?」
「知ってるって?」
「え、いやだから……ケーキのこと。」
「あたしからしたら、寧ろなんであさぎが知ってんの?って感じだけど……ま、いっか。チャチャっと作ったら、ゆっくり座って話そ?」
「……だね。」
生のケーキをオーブンに入れ、甘ったるい香りが漂う中で、2人はソファーに並んで腰を下ろした。
「さて、と……。何から話すっかな〜?」
「お互いの趣味でも語らってみる?」
「それただのク○映画トークじゃん……。」
「じゃあモーラ姉のケーキの思い出、聞かせてよ。」
「あ〜……そういやそんな話だったか〜。」
モーラはソファーに思いっきりもたれかかって天井を見つめた。
「無理にとは言わないけど……。」
「いーよいーよ、後ろめたいことなんてな〜んも無いし♪」
モーラは深く腰をかけて姿勢を戻した。
「まずは何から話すっかな……。そーだ、あさぎは母さんの料理食べたことある?」
「ひいろや牡丹さんからものすごく美味しいって聞いたことはあるけど……そういえば食べたことないな?」
「ふふん……♪」
「……何その含み笑い。」
「食べたら人生観変わるよ〜?」
「そんなに……?」
「うん、そんなに。」
「へ〜。」
「家出したあたしが言うのもなんだけどさ?どの国のご飯食べてるときも、無意識に比べちゃってねえ……、母さんのご飯の方が美味しかったなってよく思ってた。」
「ホームシックじゃない?」
「あっはっは♪そんなことないよ。だってあの頃は決まってその後、ムカついたもん。」
「なんでムカつくわけ?」
「だって考えてもごらんよ?どんな豪華なご馳走で饗されたって、どんな強烈な珍味を食べたって、顔を見るのも声を聞くのも嫌なヤツのこと思い出すんだよ?もはや呪いだねアレは……。」
モーラは大袈裟な身振りで深いため息をついてみせたが、あさぎにはその横顔がどこか幸せそうに映った。
「『おふくろの味』ってヤツ……?」
「出たそれ。」
「?」
「巷じゃ『おふくろの味』が1番〜、なんて言うけどさ?あんなの迷信だよ迷信!」
「さっきまで雪さんのご飯美味しいって流れだったじゃん。」
「そーだよ?でもそれは逆だよね?うちの場合『おふくろの味が1番』なんじゃなくて、『1番飯が美味いヤツがおふくろだった』んだから。」
「うっっっわぁ……。」
「こらそこ!引くなっ!」
「仲直りした〜とか言っといて、全ッッ然、素直になれてないじゃん……。」
「うっせ、今度その減らず口に母さんの飯捩じ込むぞ!?」
「それは是非とも。」
「へへっ、だよね♪」
モーラは屈託のない顔で歯を見せて笑った。
「……で、ケーキは?」
「ああっ!?忘れてた!?」
モーラは飛び上がってキッチンのオーブンを確認すると、トテトテとソファーに戻って来た。
「まだだいぶ時間かかるね。」
「じゃあ話せるね?」
「うへぇ……。」
モーラは風に煽られるようにコテンと真横に倒れると、あさぎの太ももの上に足を投げ出して仰向けに寝転がった。
「……重いんだけど。」
「あたし、そんなに軽い女じゃないからね……ッ。」
あさぎはモーラのキメ顔がかえって自身をダサく見せていることをあえて指摘はしなかった。
「それ、どう答えても何かしら悪い意味にならない?」
「なるね。」
「……って、ケーキの話だよケーキ!」
「チッ、忘れてなかったか……。うちでは毎年、クリスマスケーキは母さんが作ってたんだけど、
「ご丁寧にラッピングと箱詰めして、買ってきた風を装ってたんだよね。」
「知ってんじゃん!?」
「長くなりそうだったから。」
「じゃあもう聞く意味なくない?」
「モーラ姉に聞きたいのはその先……!」
「はいはい。……で、すみ姉は馬鹿正直に母さんの偽装を間に受けて今に至るわけなんだけどさ?」
「普通に買ってきたヤツだと思っててびっくりしたよ……。」
「その口ぶり……さては、すみ姉から聞いたなぁ?」
「大正解。」
「あたしはすみ姉と違って賢いからさ?……すみ姉と違ってね。」
「何で2回行ったの?」
「大事なところだから。」
「そっかあ。」
「んで、小学校に上がりたての頃にはケーキが手作りだって気づいちゃったんだよね〜。」
「賢いモーラ姉はどうして気づいたの?」
「…………、見ちゃったんだよ。」
「『見ちゃった』……?」
「母さんが夜な夜なケーキ作りの練習してるとこ。」
「練習してたんだ……。」
「そらそうよ、あたしが家出するまで毎年オリジナルの創作ケーキだったんだから。」
「そういえば、白ちゃん先生も『おんなじのが出てきたことはない』って言ってたな……。」
「世界に一つだけのケーキを何回も編み出すにはまあそりゃ練習もするわな……ってわけで、たまたまトイレに起きたとき、甘〜い匂いにつられてカブトムシみたいにキッチンに迷い込んだら見ちゃったってわけよ。」
「白ちゃん先生には言わなかったの?」
「口止めされてたからね。」
「小学生にしては口が硬すぎるんじゃ……、」
「赤〜いシロップがべったりついた包丁持ってこの距離に迫られてみ?」
モーラはあさぎの鼻先数センチのところに手のひらをかざした。
「黙っとくモチベーション爆上がりだから。」
「こっわ……。」
「……さ〜てと、こんだけ話せばお口の固〜いあさぎちゃんも喋る気になってくれたかなん?」
「……良いけどみんなには内緒だからね?」
「へいへいっ。」
モーラはあさぎの雰囲気がほんの少し変わったのを察すると、いそいそとあさぎの隣に座り直した。
「…………お母さんの誕生日が近いんだ。」
「ほ〜ん?瑠璃さんもまた一つ老けるのか〜。」
「そーゆーこと。」
「誕生日にケーキなんて、別に隠さなくても…………、サプライズ?」
「……な〜んか今日のモーラ姉、妙に勘がよくない?」
「そりゃ、あたしは賢いからね。」
「レタスの200倍くらい?」
「食物繊維かっ!?」
「お〜、賢い。」
「いやアレよ?レタスって全然食物繊維入ってないからね?」
「ほぼ水分だもんね。」
「……あ!じゃあ黒糖なんてめっずらしいもん入れてたのって、
「お母さんの思い出の味に近づけたくて。」
「黒糖は母さん……白久雪の味でしょ?」
「そうだよ?」
「う〜ん、話が見えてこないな……。」
モーラは眉間をギュッと摘んで唸った。
「ほらほら頑張って、レタスの分まで。」
「いやただの草だかんね?……う〜ん、」
それからほんの少し経つと、モーラはやがて眉間を摘んだ姿勢はそのまま、無言になった。
「…………いやいやいやいや、流石に……。」
「辿り着いちゃった?……答えに。」
「いやいやいやいや、偶然にしたって
「でき過ぎだよねえ……。」
あさぎは背中を丸めて膝に頬杖をつくと、今日一番の深いため息をついた。
「…………嘘でしょ?瑠璃さん、母さんの知り合いなの?」
「お母さんが雪さんのこと知ってるのはほぼ確定かな。」
「……………………、マジ?」
「マジ。」
「いやいやいやいや
「だって母さん、クソババアでお馴染み牡丹さんの味を知ってたし。」
※70話参照
「あのクソババアの知り合いなら母さんの知り合いかあ……。」
「でしょ?」
「世間って狭…………、待てよ?」
「どうしたの?」
「もしかして、あさぎの家に母さん来たことあったり……、
「それはないと思うよ?お母さん、牡丹さん達とは小学生以来一度も会ってないみたいだから。」
「…………っっっぶねええぇぇぇ……!」
「え、まだ雪さんに此処のこと話してないの……!?」
「話したらめっっちゃ来そうじゃん。」
「娘の一人暮らし……来るなあ。」
「……もしかして、
「どんどん察するじゃん。」
「サスペンスだったらクライマックスだよ?ハムサンドのレタスばりにCM挟みまくってるとこだよ?」
「レタスは1枚で充分かなあ。」
「どうすっかなあ、瑠璃さんにはお世話になってっしなあ……。」
モーラは踏ん切りがつかないという様子で、片手でボリボリと頭を掻きむしった。
「自首でもするの?」
「自首、すっかなあ……。」
「え、ここは突っ込むところでしょ?」
「いやあ、今思えばって感じなんだけどさあ……。」
モーラもあさぎを真似て背中を丸め、頬杖をついた。
「普通、一人娘を何処の馬の骨とも知らない赤の他人……ましてや外国人の部屋に入り浸らせるもんかねえ?」
「もしかして、モーラ姉が引っ越したばっかの頃のこと話してる……?」
「そうだけど。」
「……そういえばモーラ姉、今は外国籍だったね。」
「そうそれ!あたしだったら初対面の外国人の部屋に愛娘を単身突撃させないもん。」
「まあそこは、変わった人だから。」
「…………もしかしての話だけど、
「もしかしてだけど?」
「もしかしてだけど、
「もしかしてだけど
「そーれーえって♪オイらを♪……ってやかましいわっ!」
「ノリノリだった癖に……。」
「それは置いといて、もしかしてだけどさ?瑠璃さん……あたしが白久雪の娘だって、最初から気づいてたり…………しないかなあ?」
「見た目そっくりだもんね。」
頬杖を止めて触覚の手入れをするアリのように自分の髪をいじくるモーラの横顔が、あさぎの目にはどこかちょっぴり嬉しそうに映った。
「……つまり、モーラ姉が昔お世話になった雪さんの生き写しだから、私とモーラ姉を昔の自分と雪さんに重ねてるんじゃないかってこと?」
「賢いじゃん。」
「ふふん
「レタスの100倍くらい。」
「モーラ姉の半分ッ!?」
「知能指数100レタスか……フッ。」
「うわぁ頭悪そ……。」
「なにおう!?」
2人が取っ組み合おうとしたところで、オーブンのベルがカップケーキの焼き上がりを高らかに告げた。
「できたできた。」
2人は焼き上がったカップケーキを大皿に雑に並べると、テレビの前のテーブルに置いてどちらからともなく各々完成品に豪快に齧り付いた。
「「……かっっった。」」
隠し味のつもりで入れた黒糖が悪さをしたのか、カップケーキは粘り気を伴いケーキとは形容し難い硬さのある食感へと変貌していた。
「……あさぎ、レシピとか
「あるわけないじゃん。」
「嘘でしょ……!?ぶっつけとか
「ま、トライアンドエラーってことで。……食べれる味だし。」
「トライアンドエラーって……まあ、これ瑠璃さんに食べさせられないもんなあ……。」
モーラは疲れてきた顎を押さえながらしぶしぶ次の一口、齧り付いた。
「お菓子って難しいんだね……。」
「母さんが食べたら泡吹いて倒れそう……。」
「雪さんはそんな人じゃないでしょ。」
「……知ってるよ。」
「……150レタス?」
「失礼だねえ、あたしゃ200レタスだよ。」
「200レタス姉なら、私がこの後何を頼むかわかるよね?」
「……後始末ちゃんとすんだぞ?」
「やった!お礼に毎日ケーキ焼いたげるね♪」
「はぁ……、こりゃまたカップケーキがトラウマになるなぁ……。」
襟足を愛でる会(3)
あさぎ:お休みにすみません、2人とも起きてますか?
牡丹:あさぎちゃんからなんて珍しいわね♪
雪:もしかして恋バナ!?
雪:恋バナなのね!?
雪:キャー///
あさぎ:安らかに眠ってください
雪:ひどぉい!?
牡丹:もしかして菓子パのお誘いかしら?
あさぎ:菓子パといえば菓子パですね
雪:よ〜し!腕によりをかけてすんごいの作っちゃう!
あさぎ:やめてください
雪:嫌われた……
あさぎ:じゃなくて、雪さんにすんごいの作られると私のが、その……
雪:大丈夫よあさぎちゃん、美味しい料理に貴賤はないんだから!
牡丹:どの口が
牡丹:あさぎちゃんがもてなしてくれるのね♪
あさぎ:そのつもりです
あさぎ:でもやっぱり本物があった方が良いかも
牡丹:本物?
雪:いい?あさぎちゃん、誰かを想った料理に紛い物なんてないんだから!
あさぎ:さすがプロですね
雪:え、やだあさぎちゃんったら///
雪:私はお店の一つも開いてない甘々のアマちゃんよ?
牡丹:本物のアマチュアは店開いたかを基準にしないんだわ
あさぎ:ど、どうしましょう……!?
牡丹:まずは落ち着いて経緯を話しなさい
あさぎ:2人を母の誕生日にお誘いしようかと思いまして
雪:あさぎちゃんのお母さん……?
雪:私たちが行っちゃって良いの?
牡丹:雪ちゃんちょっと鈍すぎない?
牡丹:あさぎちゃんが誘ったってことは、私たちと縁のある人ってことでしょ
雪:え?私達の知り合いなの?
あさぎ:2人とも、瑠璃って名前に聞き覚えはありませんか?
牡丹:答え合わせね
あさぎ:牡丹さんは気づいてましたか
牡丹:その襟足を見ればわかるわよ
あさぎ:まだ、お母さんみたいにカッコよくはないですけどね
牡丹:あら、普段は『お母さん』呼びなのね
あさぎ:あ、いやそれは打ち間違いです
牡丹:そーゆーことにしといてあげる♪
あさぎ:なんですかそれ……
牡丹:うそうそ、初めて会ったときよりはちょっぴりカッコよくなったと思うわ♪
あさぎ:ありがとうございます
雪:あーー!!
雪:ちょっとちょっと!?
雪:何2人で良いふいんきになってるの!?
牡丹:雰囲気
あさぎ:ふんいきです……
雪:あ、どうりで漢字が出てこない……
雪:ってそんなことは良いの!
雪:あさぎちゃん、るりちゃんの娘だったのぉ!!??
牡丹:小分けにすんのやめなさい
あさぎ:どの瑠璃ちゃんかはわかりませんけど……おそらく
雪:どうりで襟足が……
あさぎ:なんで2人とも判断基準が襟足なんですか
牡丹:そりゃあ、ねえ?
雪:それは、ねえ?
あさぎ:仲良しですかっ!
雪:そっか……あのるりちゃんがお母さんになったんだね♪
牡丹:高校生の娘の前で言うセリフではないと思うわよ
あさぎ:ちょっと反応に困ります……
雪:わわっ!?ごめんねあさぎちゃん!
牡丹:ま、これで知り合いなのは確定したし
牡丹:いつでも良いわよ?死んでも予定は空けておくから
雪:やだ牡丹ちゃんカッコいい///
牡丹:雪ちゃんも空けんのよ
雪:は〜い♪
雪:思い出の味、腕によりをかけて作っちゃうんだから♪
あさぎ:お手柔らかにお願いします
牡丹:娘より目立つなよ?
雪:ひどぉい!?
雪:ふんっ!いいもんいいもん、ほっぺ大暴落させてやるんだから……!
牡丹:株かっ!




