世界の果てで 作者: りつ 掲載日:2026/01/18 私を抱きとめてくれた優しさに触れた時に、 なんて素敵な世界があるんだろうって、思った。 私を抱きとめてくれた人がいなくなって、 さみしくて、 さみしくて。 泣いて泣いて泣いて泣いて。 どうしょうもなく立ち尽くした後に、 もし、私がその素敵な世界を描け切れたら、 そんな私と共感し合える誰かがいるんじゃないかって。 およそ論理的でもなんでもない理屈で走ってきた先は、 ただ、ただ美しい景色と、残酷な崖があるだけで、 誰もいなかった。