★4 優真さんってツンデレ!
よろしくお願いします。
今日、あと2話投稿します。
なんか信じられない。
この前初めて会ったばかりなのに、すっごく気楽に話している。
やっぱり優真さんからは下心を感じないから?
それはそれでムカツクけど。
近くのスーパーで、あーでもない、こーでもないと仲良く4周もしてしまった。
結局、ぶりの照り焼き、オムレツ、味噌汁、筑前煮を作ることにした。
うん、和食中心で女子力を全力アピールよ!
予定通り、12時30分に出来上がり、ドキドキしながら感想を待った。
胃袋をガッチリと掴んでやるつもりだけど、どうだろう?
「うん!美味しい!やるな、上条さん!」
ニコニコ笑顔で、箸が進んでいる。やった!
「・・・ねえ、瑞希って呼んでくれないかな?」
「呼び捨てで?いいの?まあ、いっか!
ホントに美味しいよ、瑞希。ありがとう。」
やった~!
昼ご飯が終わると、また優真さんはコーヒーを用意してくれた。
二人ともブラックはダメで、ミルクたっぷりカフェオレ派だった。
だのに、コーヒーメーカーで作るって、うぷぷ。
「それでお母さんとはどうだったんだ?」
「うん。スマホは充電が切れちゃったって分かってたから、
ずっと家で待ってくれてた。ずっと、泣きながら。
帰ったら、抱きしめられてわんわん泣かれて、それからすっごく叱られたよ。
優真さんの言ってたとおり、大事にされているんだって思ったよ。」
「そうか。」
優真さんは優しく微笑んでくれた。
よしっ、さりげなく名前呼び成功よっ!
「それで、門限がやっぱり厳しすぎるから9月までは7時までになったよ。
それに、女友達となら月1回は10時までよくなったんだよ。」
「ちゃんと話せて、譲歩してもらって、よかったね。」
「うん!あっ、お母さんがお礼を言いたいって言ってたケド・・・」
「遠慮するよ。自転車で30分かかるんだろ?
瑞希の美味しい料理を頂いたしな!」
いや、胃袋、がっちり掴んじゃったみたい!うぷぷ。
「でも、お母さん、メチャクチャ綺麗だよ?ホントにいいの?」
「マジか!ぜひ会いたいって、こたぁ~ない!」
残念!ギャグとモノマネのセンスはないみたい。
・・・
優真さんの軽自動車で海岸沿いの国道を走っていた。
天気がよくって、海がキラキラ輝いていて、5月の風も気持ちよかった。
優真さんが車を運転している姿・・・カッコいいじゃない。
須磨で車を降りて、砂浜にシートを広げて仲良く座った。
海を見ながら、アイスクリームを食べ始めた。
「ねえ、優真さんのこと教えてよ。」
「うん?そうだな、神戸の3流私大を卒業して、
株式会社池麺に入って営業している。
池麺知ってる?即席麺、カップ麺作っている会社ね。」
「知ってる!濃い~い焼きそば、最近大人気じゃない!」
私が知っている商品名をあげると優真さんが笑顔になった!
「おお、ありがとう。それは俺が商品開発を手伝っていてさ、
苦労したんだよ・・・」
「マジ?すっご~い!」
「俺は営業だって言ったばかりだろ。嘘に決まってる!」
私が簡単に騙されると、子どものように得意げにニヤついた!ムカツク!
「もう!」
ばちっと肩を叩いた。
「でも、なんであんなに強いの?」
普通、あんな怖そうな3人になんて勝てないよね?
それに、3人目はナイフを振り回していたし!」
「ああ、大事な人を守りたくって、
キックボクシングを必死で練習してたからね。」
「えっ、もしかしてプロなの?」
「プロは俺の10倍強いよ。
俺は大事な人が守れれば、それでいいから。」
「うぷぷ、奥さんも恋人もいないのにね!」
正直、胸が熱くなったけど、混ぜ返してゴマかすことにした。
「ああん?行こう!もう一度、あの時間、あの場所に行こう!」
優真さんは立ち上がり、私を無理矢理立たせた。にこにこ笑いながら。
「ゴメン、ゴメンって~ねえ、そのキックボクシングとか、ちょっと見せて!」
自分なりに甘く頼んでみたら、張り切ってシャドウボクシングを見せてくれた。
ハイキックがビシッと真っすぐ、高く蹴りあげられていたのがカッコよすぎ・・・
「キャー!」
って喜んでしまったら、ニコニコしながら、
指先だけでの腕立て伏せとか、色々見せてくれた。
凄いけど、かなりチョロい。
・・・
5時までに優真さんの家に戻ると自転車にまたがって
サヨナラって手を振った私は引き留められた。
「ちょっと待ってろ。」
優真さんは言い捨てるとジャージに着替えて戻ってきた。
「ランニングするつもりだったから、ついでに送ってやるよ。」
なんかぶっきらぼうに言われた。
「うぷぷ、ツンデレ?ツンデレ?」
嬉しくってニヤニヤしてしまった。
「じゃあ、反対方向に走っていくわ。」
「ゴメン、ゴメン。お願い!送って!」
腕にしがみついてお願いしたら、ニヤニヤ笑っていた。やられた!
私の家までゆっくり30分かかるけど、優真さんは余裕で走っていた。
凄い!カッコいいわ、ホント。
夜、1時間ほど勉強して少し疲れてきた。
息抜きに優真さんにラインを飛ばした。
『こんばんは。今日はありがとう!(*^-^*)』
『こちらこそ、ご馳走様。』
『また、どこか、連れて行って欲しいな・・・_(._.)_』
『同級生とかと行った方がいいんじゃない?』
『なんか、下心丸出しでイヤ >*0*<キャアアッ』
『ついに来た!俺の隠していた下心を丸出しにする瞬間が!』
『ウェルカム!(●・v・人・v・○)』
『ごめんなさい!』
『じゃあ、来週の日曜、行くから待っててね!(*^-゜)』
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